2012年5月4日金曜日

■観光地にぎわう ゴールデンウイーク後半スタート


観光地にぎわう ゴールデンウイーク後半スタート
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=231070
2012年05月03日更新 紀伊民報

 ゴールデンウイーク(GW)後半が始まった3日、和歌山県の紀南地方では前日までの雨とは打って変わって晴天に恵まれ、観光地や行楽地は朝からにぎわい始めた。ただ、昨年9月の台風12号で被害を受けた田辺市本宮町など山間部は、前日までの雨の影響もあり動きは鈍く、海岸部の観光地と明暗が分かれた形。観光関係者らは好天が見込まれる今後に期待している。

 熊野古道中辺路ルートは台風によって各所で寸断され、すべて通れるようになったのは3月になってから。春の行楽期は復興支援のツアー企画もあり昨年並みのにぎわいに戻ったが、「古道は歩けるのか」「道路は通行止めになっていないか」という問い合わせがあり、台風の影響はいまも続いている。GW前半は古道を歩く人も観光客も少なめだった。

 田辺市本宮町の熊野本宮大社では3日朝から参拝者やリュックを背負ったハイカーの姿が見られ、にぎわい始めたが、例年に比べると少なめ。同町の世界遺産熊野本宮館は「天気が回復したので今後に期待したい」と話す。2日の大雨で、新宮市内の国道168号や三重県内の国道42号が通行止めになったことも影響しているのではないかという。

 同町のキャンプ場「川湯野営場木魂の里」でも、自然の中でゆっくり過ごそうとテントを張ったり、バーベキューを楽しんだりする家族連れの姿が見られたが、GW前半の客数は例年の3分の1ほど。台風の影響が続いているという。

 田辺市中辺路町の熊野古道館も「観光客は少なめ」と言い、今後に期待している。

 一方、白浜温泉は例年並みのにぎわいを見せている。

 サファリパーク「アドベンチャーワールド」は3日から5日まで開園時間を通常よりも1時間半早めて午前8時にしている。3日は好天にも恵まれ、開園直後から客の入り込みは好調だという。

 別の観光施設も3日は開場前から県外ナンバーの車が駐車場に並び盛況。例年並みの客の入り込みで、GW後半も期待しているという。

 白浜町の千畳敷も朝からにぎわった。駐車場は関西を中心に関東から九州まで県外ナンバーで満車になった。近くの土産物店は「天気に恵まれ、出足は順調。4、5日も期待できる」と話した。

 日本道路交通情報センターによると、3日午前11時現在、湯浅御坊道路の南行きは井関トンネルを先頭に12キロの渋滞。田辺市内でも国道42号田辺バイパスは田鶴交差点で1キロの渋滞が発生した。

 和歌山地方気象台によると、GW中は好天が続く。気温は平年並みで、最高は20度を超えるという。



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