2012年6月20日水曜日

■12年の「行きたい」渡航先はイタリア、11年の「行った」1位は韓国


12年の「行きたい」渡航先はイタリア、11年の「行った」1位は韓国
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=53807
2012年6月19日(火)

 エイビーロード・リサーチセンターが実施した「エイビーロード海外旅行調査2012」によると、2011年に海外旅行をした人のうち、2012年に海外旅行に「行った」もしくは「行きたい」と回答した人は84.0%となった。震災後の調査で実施した79.2%よりも4.8ポイント上昇し、震災前の水準に回復した。このうち、すでに海外旅行に行った人は15.5%で、海外旅行を具体的に検討している人は37.0%と前年よりも4.3ポイント上昇。具体的に検討はしていないが行きたいと思う人は35.8%で、今年海外旅行に行く気はないのは16.0%となった。

 今後行きたい渡航先で1位となったのはイタリアで、3年連続。2位と3位は昨年と順位を入れ替え、2位がオーストラリア、3位がフランスとなった。未婚男性と未婚女性では1位がフランス、2位がイタリアだったが、既婚で子供なしの1位はイタリア、2位がフランスとなり、既婚子供ありでは1位がオーストラリアとなった。全体で3位以下の順位は、4位がスペイン、5位がイギリス、6位がドイツでヨーロッパが多く、7位にハワイ(オアフ島)、8位にアメリカ東部、9位にアメリカ西部、10位にハワイ(オアフ島以外)となった。アジア圏でトップは12位の韓国だった。

 同調査は3月21日から23日まで、2011年の海外旅行経験者(関東、関西、東海)を対象にインターネットで実施。調査対象数は8495人で、回収率は61.7%、調査集計数は5077人。

一方、2011年に実際に「行った」旅行では、渡航率1位となったのは4年連続で韓国。渡航率は23.6%で、過去4年間で最高の数値となった。同行者別カテゴリーでも、ファミリー(親連れ家族)、夫婦、カップル、友人、一人旅の分野でいずれも1位となっている。次いで2位がハワイ(オアフ島以外)で11.8%。ファミリー(子連れ家族)、ハネムーンで1位となったほか、ファミリー(親連れ家族)、夫婦、カップルでも2位となっている。伸び率では韓国が2.8ポイント増と最も多く、次いでシンガポールが1.1ポイント増。エリアブロック別では東南アジアが1.8ポイント増と他エリアよりも大きく伸びている。

 渡航先満足度では、1位が東ヨーロッパ諸国、2位がその他西ヨーロッパ諸国、3位がアメリカ東部とトルコが同率で並んだ。5位がアメリカ西部、6位がイタリア、7位がドイツとスペイン、9位がオーストラリア、10位がハワイ(オアフ島)とフランスで、アジア圏のトップは13位のシンガポール。韓国は17位だった。

 また、羽田出発の海外旅行については、関東居住者の成田空港利用率は79%で、羽田空港は35%。東京、神奈川、埼玉、群馬では半数以上が羽田空港のツアーを希望しており、羽田発着ツアーの希望者のうち69.8%は5000円までの価格差を許容している。

 このほか、円高については2011年に海外旅行をした63.8%が円高の恩恵を実感。円高を感じ始めるのは平均で1ドル85.7円となり、1ドル82.2円で「円高を理由に海外旅行を検討する」人が多かった。一方、円安だと感じ始めるのは平均で1ドル104.9円、円安を理由に海外旅行の検討をやめるのは1ドル平均119.7円だった。



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