2012年6月4日月曜日

■中国の5割の都市で地下水汚染確認


中国の5割の都市で地下水汚染確認
http://japanese.china.org.cn/environment/txt/2012-05/28/content_25495839.htm
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月28日

3億人近い農民の飲用水が安全ではない

「中国全土でまだ2.98億人の農民の飲用水の安全が確保できていない。20%の都市生活者の飲用水の水源が基準値を満足していない」先日、開催された全国汚染防止作業部会の席上で、環境保護部の張力軍副部長はこう発言した。

環境保護部のデータによれば、中国の半数の都市の地下水の汚染は深刻な状況で、57%の地下水観測地点で水質に著しく問題があると確認されている。

2011年上半期、七大水系で長江、珠江の水質がよかったことを除き、深刻な汚染とされる「海河劣V類」の水質は全体の40%を超えた。その他の河川は中度から軽度の汚染状況だった。90%の都市の河川で程度は異なるものの汚染が確認され、およそ半数の都市部の地下水が深刻な汚染状態にあり、2億人近い農民が基準値を満たす飲用水を飲めていないことがわかった。

 環境保護部は飲用水の保護に関する「青写真」を策定

「十二五」(第12次五カ年計画2011年~2015年)の期間、環境保護部は生態系が敏感で脆弱になっている地域に重点を置き、飲用水の水源、湖沼、地下水の汚染防止に協力する。

近く《重点流域水質汚染防止計画(2011-2015年)》を提出し、2015年の全国重要河川湖沼の水利地区の水質基準到達率を60%まで向上させる。環境保護部の汚染防止司趙華林司長は「これはすなわち、全国重点流域の60%の水を飲用水にできるということを示している」と語っている。



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