2012年6月7日木曜日

■【コラム】 西日本の自治体の微博活用 好記事・キャンペーン、ベスト3発表


【コラム】 西日本の自治体の微博活用 好記事・キャンペーン、ベスト3発表
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0528&f=column_0528_042.shtml
2012/05/28(月) 15:51
       
 こんにちは、ウェイボー研究所の高橋学です。現在、30自治体が新浪微博(ウェイボー)を観光インバウンドに活用しています。

 最近だと、京都府、兵庫県、高知県、長崎県が新たにウェイボーアカウントを開設しました。今回は西日本エリアのウェイボー活用をレポートします。

 自治体のウェイボーの活用目的は「観光インバウンド」です。
 
 ウェイボーを活用することで、

1,文字・写真・動画を通し、ダイレクトに中国大陸に魅力を伝えられる
2,ファンを囲い込み、会話をすることでエンゲージメントを高められる
3,ファンが口コミでファンを連れてきてくれる 
ことができます。

【好記事ベスト3】

1,自治体ゆるキャラ集結!!(大阪府)

 自治体の特色を表現するゆるキャラが、ウェイボー上でも中国人たちに受けています。上海の活力日本展など、イベントでも直接触れる機会があることも一因でしょう。

 仙台の伊達政宗武将隊など歴史キャラもオンライン・オフライン共に俄然反応があります。キャラクターは特色・歴史を分かりやすく・親しみやすく伝える表現方法のひとつです。日本でもFACEBOOKの”ローソンのあきこちゃん”が相当すると思います。キャラクターに限りませんが、これからもウェイボー上とイベントがリンクした観光情報発信・体験を続けて行きましょう。

 ここで重要なのは中国人には「見た目(がなければ機会はない)+中身(がなければ継続しない)」両方必要だということです。

 世界の都市が、中国人観光客に対しあの手この手でPRしています。自治体の魅力が地味だとしても、その魅力を本当にわかってくれる中国人観光客だけに来てもらった方が長い目で良いのではないでしょうか?


2,高知県、四万十川の自然の情景をそのまま伝える。
  →ファンの反応「美しい龍馬の故郷に行きたい」。

3,徳島県、中国内の徳島の店「カレー一家」「虹」を紹介、直接中国国内の中国人へ来店アピール。  →ファンの反応「週末に行ってみよう!」

 ウェイボー担当者は、各自治体の特色を出すのに非常に苦労されて運営しています。ウェイボー運営は365日。毎日ネタ探しにとても苦悩します。あるものを自然のまま、歴史あるまま出し続ける忍耐、それが地元に住んでいる中国人の支持に繋がり、少しずつでも本当のファンが広がっていく王道です。

【 参考:大阪府のプレゼントキャンペーン 】
1,「太閤秀吉」と書いてある陣羽織、応募202件
2, 国立文楽劇場の風呂敷1枚 応募180件
3, サンリオキャラクターの手帳 応募282件

 プレゼントキャンペーンをすると、多くのファンが集まります。今までの実績例では、IPADで30,000件、デジカメで4,000件、ストラップなどで600件ほどの応募があります。 しかし、自治体の魅力と関係ないプレゼントをしても固定ファンにはならず、殆どが去ってしまいます。 プレゼント欲しさに集まる中国人は、自治体の本当の魅力を伝え、観光に来てくれるでしょうか?

 現在、最も参考になる自治体ウェイボーのひとつが「観光資源を自然そのままに伝える青森県」と「ファン巻き込みで運営する仙台市」です。ご担当者はぜひ参考にされてみてください。

 ファン数も大切ですが、ウェイボーのファンだけでなく「地域のファン」を増やす意識で運営して参りましょう。

 次回は九州地区をレポートします。(執筆者: 提供:中国ビジネスヘッドライン)



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