2012年6月17日日曜日

■歓迎と困惑 日本の中国人観光客対応


歓迎と困惑 日本の中国人観光客対応
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2012-06/17/content_25668989.htm
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月17日

ニュースサイト・日本通によれば、6月末で日本が中国人観光客に対するマルチビザの発給を開始して、ちょうど1年になる。最初の訪問地は沖縄という条件が入っていることから、沖縄を訪れる中国人観光客は80%も激増した。このビザの有効期限は3年間で、今後、関西地方や北海道などにも多くの中国人観光客が見込まれている。関西のデパートやレストランはどのように対応するのか。これまでの1年間の沖縄の変化を分析することで、中国人観光客増加に対する効果的な対応を探し出せるだろう。

「歓迎光臨」(ようこそおいでくださいました)——大阪市心斎橋商店街にはひときわ目を引く中国語の表示がある。この商店街には多くのデパート、レストラン、アパレルショップ、ドラッグストアがあり、日本を訪れる中国人観光客の主な目的はショッピングだから、ここは関西を訪れた中国人で溢れかえっている。大丸心斎橋店はその中のひとつで、この店には3人の中国語が話せるスタッフがいて、祝日などには割引セールも行っている。

沖縄市の現地住民に中国人観光客を見たことがあるかを尋ねると、ほとんどが「どこにでも、中国人観光客がいるよ」と返事が返ってくる。統計によれば、昨年、沖縄を訪れた中国人観光客は同期比で87%増の44500人に上った。この影響で、沖縄空港と中国を結ぶ路線が増設され、また連結のための新しい路線も開通した。スーパーマーケットなど流通業者は恩恵に預かっており、流通大手のイオン琉球は、「多くの中国のお客様が車をチャーターしていらっしゃって、大量の化粧品や食品を購入してくださいます。」と語る。

しかし、エチケット・マナーの面では、多くの不満があるようだ。那霸市中心街の観光スポットである国際通りにあるみやげ物屋の店員は「たくさんの人が来て、試食品をたくさん食べていきますよ。できれば、あまり来てほしくないですね。」と厳しい。

沖縄県は1000万人の観光客誘致を目標にしており、最近は600万人ほどが訪問している。沖縄県にとって中国人観光客の誘致は重大テーマだ。しかし、観光客を継続的にひきつけるためには、中国人をリピーター客にする必要がある。

マルチビザの条件では、最初の訪問地は沖縄であることが義務付けられているが、2回目以降には制限がない。関西には人気のテーマパーク「ユニバーサルスタジオジャパン」や家電街の日本橋があり、大阪北区や南区にある多くのデパートがあることから、中国人観光客に人気が高い。関西は、今後おそらく沖縄と同じように中国人観光客が激増するだろう。



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