2012年6月13日水曜日

■【米国ブログ】日本のカレー「英国人が伝え、日本人が独自に改良」


【米国ブログ】日本のカレー「英国人が伝え、日本人が独自に改良」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0612&f=national_0612_018.shtml
2012/06/12(火) 09:58
       
 米国のブログ「stowawaymag」では、日本のカレーのルーツに触れ、人気の理由について記している。

 世界中で人気のある多くの日本食だが、オリジナル料理が必ずしも日本発祥ではないものも多く、カレーもその一つに挙げられる。

 筆者はカレーについてのユニークなストーリーについて記している。インド発祥のカレーは、英国経由で日本に伝えられたが、日本ではまったく異なる食べ物となったと指摘。18世紀の英国では、植民地インドのカレーが紹介され評判になったという。しかし、多種多様のスパイスを使いこなすのは至難の業だったため、英国の企業がスパイスをあらかじめ調合した世界初のカレー粉を作った。

 このカレー粉はインド料理のカレーとは異なっており、ブイヨンとスパイスを合わせた粘り気のある英国風シチューだったようだ。英国人の商人がこのカレー・シチューを19世紀後半になって日本に導入し、日本のシェフはさらに日本特有のものへと変化させていったと筆者は解説している。

 日本食には数多くの洋食があるが、カレーも日本人の味覚や米に合うように、改良されたと述べている。伝統的な日本食は昆布と鰹からだしをとることが多く、日本食にとってだしは不可欠であり、日本のカレーにもだしに含まれるグルタミン酸やイノシン酸などのうま味成分が加えられているので、風味が豊かでおいしいのだという。

 このようにして生まれた日本独特のカレーは、家庭でもレストランでも好んで食べられる日本で最も人気のある食べ物となった。今や日本のカレーは、訪日した外国人観光客にも好評な日本食の1つだと締めくくっている。



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