2012年6月16日土曜日

■東北3県、観光宿泊16・5%減…観光白書

■東北3県、観光宿泊16・5%減…観光白書
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120615-OYT1T00425.htm
2012年6月15日11時21分  読売新聞

政府が15日発表した2012年版「観光白書」によると、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、11年の日本人の国内宿泊者数は前年比4・1%減の3億968万人にとどまった。

震災直後の落ち込みから全国的に回復傾向にあるが、東北地方は厳しい状況が続いている。

月別では、11年12月は前年同月比2・7%増まで持ち直した。ただ、岩手、宮城、福島の東北3県でみると、復興関係者の需要があったとみられるビジネス客中心の宿泊施設では29・0%増となった一方で、観光客中心の宿泊施設では16・5%減と落ち込んでいる。

来日外国人旅行者の宿泊者数でも、東北地方は11年12月が前年同月比71・3%減と全国平均(17・1%減)と比べて大きく落ち込んでいる。白書は「東北は観光需要が十分回復していない。国内外から多くの観光客が訪れるための取り組みが必要」と指摘している。





■観光白書、被災3県「回復鈍い」 訪日外国人の倍増目標に
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120615/plc12061508540004-n1.htm
2012.6.15 08:51

 観光庁は15日の閣議に、平成24年版「観光白書」を報告した。今回の白書では、昨年3月の東日本大震災が観光に与えた影響を分析しており、23年度は特に東北3県(岩手、宮城、福島)の観光向け施設が、国内の他地域に比べて「観光需要が十分に回復していない状況がうかがえる」(同庁)との見方を示した。

 訪日外国人旅行者数についても、国・地域別で韓国からの訪日客が、福島第1原発事故による放射能への不安が強い点などを理由に、他国に比べて「回復が鈍い」(同庁)と分析。23年の訪日外国人旅行者数は前年比27・8%減の622万人にとどまっており、外国人の宿泊も東北で大きく減少していると指摘した。

 こうした状況から、政府は3月から「東北観光博」を展開するなどし、東北3県や茨城といった被災地の観光回復を図る方針だ。

 また、政府は観光を日本の成長産業と位置づけており、「観光立国」の実現へ、3月に閣議決定した数値目標を明記。平成28年に訪日外国人客を22年比で約2倍の1800万人(22年実績861万人)に伸ばすほか、日本人の海外旅行者数を2千万人(同約1664万人)に増やすとした。



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