2012年6月6日水曜日

■偽の坊主が偽の道説く、“仏の沙汰も金次第”?…中国政府介入へ


偽の坊主が偽の道説く、“仏の沙汰も金次第”?…中国政府介入へ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0606&f=national_0606_100.shtml
2012/06/06(水) 20:45
       
 中国政府・宗教管理事務局で仏教と道教を担当する劉威氏は6日までに、参拝者にさまざまな名目の費用支払いや、法外な線香代を強要したり、僧侶でない者が「信者に道を説く」行為がある寺院や道観(道教寺院)が存在している問題に、宗教管理事務局が真剣に取り込む意向を示した。中国新聞社が報じた。

 中国では、観光地の経営権を地元政府が個人や法人に譲渡する場合がある。民間の力で観光業を活性化すると同時に、地元政府は取り決めにもとづいて安定した収入を得ることができる。

 一方で、観光地内にある宗教施設が、「営利を主眼とする活動」に専念する問題が出てきた。しかも、妥当なサービス業とも言えず、参拝者の「信仰心」を悪用した「ぼったくり業」と化している場合も多い。

 劉氏は、問題を起こしている寺院などは、「宗教活動の場所として登録されていない場合が大部分だ」と指摘。直接は言及しなかったが、文化大革命期などの迫害で機能しなくなった宗教施設を観光業者が利用していると考えてよい。「善男善女の素朴な信仰心」を利用して、しぼり取るだけしぼりとっていると表現することもできる。

 劉氏は、宗教管理事務局として宗教施設のリストを公開する意向を表明。宗教関係者のリストも作成し、宗教関係者を名乗って寄付を募るような場合、チェックが可能なようにする方針という。宗教関係者と偽って金品を受けとった場合には「宗教事務条例」にもとづいて処罰するという。



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