■チーズなど欧米食品が大人気、中産階級増加や安全性重視で―中国
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2012年5月25日 18時29分
2012年5月19日、アイリッシュ・タイムズによると、中国でチーズなどの欧米食品が人気となっている。フランス留学中にチーズ職人になった人までいるという。21日付で環球時報が伝えた。
チーズが中国で売られ始めた頃はなかなか受け入れられなかったが、経済成長と中産階級の増加とともに人気が高まり、欧州でつくられた本物のチーズも人気を集めるようになった。劉洋(リウ・ヤン)さんは2006年からフランスのコルシカ島でチーズづくりを勉強し、2009年に北京で開業。当初は外国人客しかいなかったが、現在は客の半数は中国人だという。
チーズをはじめとした欧米食品が中国で人気となったことはアイルランドにも少なからぬ影響を与えており、特に海産物などの高級食材市場で今後シェアを獲得する可能性がある。その背景には流行や嗜好の変化のほか、食品の安全性を重視する人が中国で増えていることもあるとみられる。(翻訳・編集/岡田)
■何でも食べる美食家なのに、なぜか乳製品は苦手な中国人―英メディア
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2012年5月23日 18時48分
2012年5月22日、環球時報によれば、近年は中国でもチーズの人気が高まりつつあるが、英BBCが19日付で「中国人は世界でもっとも豊かな食文化を持っているとされるのに、ことチーズなど乳製品の加工に関しては歴史的に無関心だ」と伝えた。
これまで乳製品は中国の食文化で“居場所のない食品”であり、チーズは1990年代まで店頭に並ぶことは稀で、中国人の多くは食べたことのない食べ物だった。その後も、一部の流行好きな都市部住民がチーズを食べ始めたが、それ以外の大半の人にとっては気味が悪く、異郷の地の不思議な食べ物という位置づけだった。
そもそも、中国ではほぼ全土で乳製品を食べる習慣がなかった。ただ、雲南省昆明市の南東に位置する石林イ族自治県(古くは路南県)では例外的に、塩を加えずヤギの乳から作ったチーズ「乳餅(ルービン)」が地域の特産品として古くから食べられている。
中国人は美食を追求する長い歴史を持っているが、乳製品に無関心なのは大豆や豆腐で代用できたからかもしれない。だが、もしかすると古代中国人が辺境の遊牧民族とははっきりと一線を画していたからではないだろうか。そんな野蛮な民族の得体のしれない食べ物など誰が食べるか、という感じだったのかもしれない。
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