2012年6月8日金曜日

■【仏国ブログ】日本の築地市場、「地中海側の魚市場のよう」


【仏国ブログ】日本の築地市場、「地中海側の魚市場のよう」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0608&f=national_0608_031.shtml
2012/06/08(金) 10:37  サーチナ
       
 食に関する情報などを集めた、フランス人のブログ「Le Blog des chefs Pourcel」では、東京・築地市場を訪れた筆者が、印象をつづっている。

 筆者は特に、築地場外市場は絵のような光景と表現し、鮮魚市場としては世界最大規模で、さまざまな種類の魚介類が売られていると紹介。世界のどこの市場とも異なる、独特の雰囲気を持つ築地場外市場は、通路の幅が狭いにもかかわらず、そこを行き来しているだけで楽しい体験だったと述べている。その日の朝に獲れたばかりの魚も店頭に並んでおり、フランスで漁業が盛んな地中海側の魚市場のようだったとの印象を抱いている。

 市場には、絶滅の恐れがあるなどの理由で、捕獲、食用にすることに世界から反対の声が上がっているくじらの肉やクロマグロも販売されていたと筆者は語る。これらについて筆者は、記事内では賛成か反対かの意見を明確にしていないが、クロマグロに関して、日本では美味で独特の味わいがあると考えられていると伝え、売買がさかんに行われ、需要が多い様子を紹介している。  

 ほかに、築地場外市場では、魚を捕獲した産地が明確にされていると記している。2011年3月の東日本大震災後、福島第一原発などで、放射性物質に汚染された水が海中に投棄されたりし、カリフォルニア沖で獲れた魚から基準値を超えるセシウムが検出されたこともあるが、築地場外市場では産地が分かることで、購入する魚介類が汚染されたものかどうかの判断の一助になるため、現在特に市場での取引量には影響が出ていないようだと伝えている。

 さらに、築地市場では店番をしている人の年齢が高いことも、独特だと述べている。フランスでは、定年退職していそうな男性も、築地場外市場では現役で働いている姿を紹介している。

 築地市場が持つ雰囲気に魅了された筆者の様子が、記事からうかがえる。



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