2012年7月7日土曜日

■「カツオ人間」 今年も頼むき  高知


「カツオ人間」 今年も頼むき
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20120703-OYT8T01211.htm
(2012年7月4日  読売新聞)

 グロテスクなのにカワイイ――と人気沸騰中の高知生まれのキャラクター「カツオ人間」が3日、東京・銀座にある県のアンテナショップ「まるごと高知」のPR大使に就任した。昨夏からの続投で、開店2周年を盛り上げる大役。頭部の切断面がむきだしの意表を突いた風貌で、強豪がひしめくご当地キャラの中で異彩を放つ“いごっそう”に、県産品の売り上げ増の期待がかかる。

 カツオ人間が誕生したのは2007年。菓子製造会社「山西金陵堂」(高知市)が「おざなりではない、高知の新たなキャラクターを」と考案した。漁港でよく見られる魚の頭をヒントに、顔はカツオの頭部で、切断面は骨や赤身をリアルに表現。黒い胴体にふんどしを締め、頑固だが憎めない性格に設定している。

 ゆるキャラファンの間でも「初めて見た時の衝撃で好きになった。切断面がチャームポイント」「独自路線を走っているのがいい」などと評判に。グッズもメモ帳やTシャツ、ぬいぐるみなど27種類が販売され、「売り上げは好調」(同社)という。

 昨年8月に「まるごと高知」のPR大使を務めた時には、店頭で試食販売を行うなどアピール。ツイッターで「明日は早起きせないかんがやき」などと土佐弁でつぶやき、人気は全国区となり、現在は5600人以上がつぶやきを注視する。

 県庁の委嘱式では、「今年も一生懸命頑張ります」と書いたボードを掲げて気合十分。尾崎知事は「インパクトのおかげで全国で有名となり、売り上げに貢献してくれた。今年はもう一歩踏み込み、県内に観光客が訪れるようPRしてほしい」と激励した。

 カツオ人間は6日、まるごと高知で着任式に臨み、8月19日には「一日店長」として切り盛りし、同月末までの週末店頭に立つ。



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