2012年7月19日木曜日

■【中国ブログ】スローガンばかりの愛国作法に気をつけろ


【中国ブログ】スローガンばかりの愛国作法に気をつけろ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0718&f=national_0718_090.shtml
2012/07/18(水) 20:53
       
 中国人ブロガー「熊飛駿」さんは、「スローガンばかりの愛国作法に気をつけろ」というテーマでブログを書いている。

 ブロガーは「愛国心を表現するには、“スローガン型愛国”と“行動型愛国”の2種類がある」と言う。「スローガン型愛国はサダム・フセイン統治下のイラクが典型例。『イラク万歳』を大げさに叫び、祖国の歴史を改ざんする。祖国を少しでも批判すれば売国奴扱い。理性的な声はスローガンにかき消される。国家が間違いを置かしても、“勇敢”、“革命”などの言葉に置き換えられる」。

 そして、「イラクでは平和なときに愛国スローガンを叫んでいた人々は、いざ祖国が危機に陥ると政府を敵視し、真っ先に逃げ出した。そしてアメリカ軍がフセイン像を倒したときには、歓喜の声を挙げた」と解説した。

 一方の“行動型愛国”はアメリカやイギリスが典型で、「平和なときには誰も愛国など口に出さず、人々は常に政府の問題点を指摘している。だがそのおかげで政府は間違いを犯してもすぐに修正できる。一方、国家が非常事態をむかえた時には、個人の利益を犠牲にしてでも国を守ろうとする」と讃えた。

 中国ではかつて文化大革命時代に大げさなスローガンを多用し、まさに「理性的な声がかき消された」時代があった。ブロガーはひょっとすると、フセインを批判しながら、自国の政府に対してもこっそり注意を促しているのかもしれない。



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