ブータン 観光客は日本人が最多
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120707/k10013410961000.html
7月7日 2時10分
ヒマラヤの王国として知られるブータンをことし訪れた日本人の観光客の数は、過去10年あまりで初めて、各国からの観光客の中で最多となったことがわかりました。
ブータン政府が6日発表した統計によりますと、ことし6月末までの半年間にブータンを訪問した外国人観光客の数は、およそ1万9000人で、このうち日本からの観光客は、去年の同じ時期の2倍以上となる3587人に上り、各国の中で最多でした。
日本からの観光客が最多となったのは、統計を取り始めた過去12年間で、初めてだということです。
ブータンは、チベット仏教の歴史ある寺院が多く残り、公共の場所では民族衣装の着用を義務付けるなど伝統文化を重んじた国づくりを進めています。
日本人観光客が急増したことについて、ブータンの観光局は、去年11月、ワンチュク国王夫妻が日本を訪問し、東日本大震災の被災地を訪れたことで、ブータンへの関心が高まったことが背景にあるのではないかと話しています。
国内に目立った産業がないブータンでは、外国の富裕層をターゲットにした観光の振興に力を入れており、ことし5月には、日本人のマーケティング担当者を観光局の職員として採用するなど、日本人観光客のさらなる誘致に取り組んでいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿