2012年7月20日金曜日

■【仏国ブログ】ジャパン・エキスポで、浦沢直樹氏が特別ゲストに


【仏国ブログ】ジャパン・エキスポで、浦沢直樹氏が特別ゲストに
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0720&f=national_0720_032.shtml
2012/07/20(金) 11:16
       
 毎年7月初めにパリで開催される、ジャパン・エキスポ。今年は7月5日~8日の4日間にわたり開催され、盛況だった。漫画やゲームに関する、フランスのブログ「Bodoi」では、特別ゲストとしてイベントに参加した漫画家・浦沢直樹氏のインタビューの様子を伝えている。

 フランスでは、浦沢氏の漫画作品のうち、「21世紀少年」や「PLUTO(プルート)」、「MONSTER(モンスター)」がフランス語版で出版されており、人気も高い。

 筆者は浦沢氏について、漫画作品には手塚治虫と並ぶほどの質の高さがあり、またフランスのコミックのファンにも受け入れられている、数少ない漫画作家だと述べている。インタビューの際には、漫画家として大成しているにもかかわらず、気さくで感じがよく、また作品の登場人物を会場で描くなど、来場客を楽しませようとする気遣いが見られたと語っている。

 質疑応答では、「MONSTER」はなぜドイツを舞台にしているのかとの質問が上がったという。フランス人にとっては、日本とドイツとの関係がつかみにくかったからのようだ。質問に対して浦沢氏は、主人公が医師で、日本では医療関係ではドイツ語が使われるため、日本人にとっては結びつきがあることや、ベルリンの壁崩壊後の暗さやロマンチックさに魅了され、より探求していきたいと感じたと述べたという。

 一方、フランスでは浦沢氏の古い作品は出版されていない。「YAWARA!」が、柔道の人気が高いフランスで出版されていないことには、浦沢氏が驚いていたと述べている。

 日仏での漫画作品のとらえ方や、漫画の出版事情の違いなどもあり、充実した内容のインタビューだったことが、記事で伝えられている。



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