2012年8月18日土曜日

■ 【コラム】日本が最大の援助国だという事実を知って

【コラム】日本が最大の援助国だという事実を知って
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1230&f=column_1230_004.shtml
2008/12/30(火) 10:01

 先日、中国青年報に「日本が存在しなければ、中国の改革開放は現在と異なる結果となっただろう」という趣旨の論表が掲載されるなど、中国では親日的な報道が目立つようになっている。このブログは一連の親日的報道によって、日本が中国にとって最大の援助国であった事実をはじめて知ったというユーザーが自分の考えを綴ったものである。以下はその話題のブログより。

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 数日前、中国青年報に王錦思氏による「日本が存在しなければ、中国の改革開放は現在と異なる結果となっただろう」という趣旨の論表が掲載され、私の興味を引いた。さらに、日本メディアによる「中国で親日的報道が増えている」との報道も中国ではすでに報じられている。

 王錦思氏による論表の主要な点は、「中国の改革開放30年は日本と密接な関わりがあり、トウ小平が1978年に訪日した際に日本をモデルに経済を発展させることを決定した」というものである。論表の中に私が最も興味を持ったデータがあったので、それを紹介する。

 30年前、中国の一人当たりGDPはわずか300ドル、外貨準備高は1.67億ドルにすぎず、日本政府より500億円(2.2億ドル)にのぼる借り入れを行った。中国が受け入れた諸外国からの援助額のうち66.9%は日本からのものであり、中国にとって日本は最大の援助国である。また、日本からの援助は鉄道や道路、港湾や空港などのインフラ整備のほか、農村開発や環境保護、医療、教育など多岐にわたって使用されたという。

 もしもこれらの数字が事実であるならば、中国改革開放に対しての日本の功は今後とも消える去ることはないだろう。日本による中国侵略戦争や靖国神社問題、尖閣諸島問題など、私は日本人は野蛮で非を認めることのない覇権主義の民族だと思っていた。これは大多数の中国人にとって同様の感覚であろう。

 しかし、「日本が中国にとって最大の援助国」との事実を発見し、しばし呆然とする思いであった。これまでにも日本が中国に対して、肺結核の治療を無償で行っている等といった話は聞いたことがあったが、あくまでも聞いただけであり、正確な話ではなかった。ここで疑問なのは、改革開放から30年という時間が経過し、その間も日本は対中援助を行い続けてきたはずであるが、日本が最大の援助国であるという事実は、なぜ今になって公になったのであろうか?

 また、つい先日、日本国民の対中感情がかつてないほどに悪化しているとの報道も目にした。以前であれば、日本と中国の間には積年の恨みがあるのだから、日本が中国に好感を持っていなくても何の不思議もないと、特に気にかけることもなかったであろう。しかし、日本が中国にとって最大の援助国であったという事実を知った今となっては複雑な思いがしてならない。

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(出典:慧心无憂的BLOG意訳編集)

 1978年に訪日したトウ小平氏は改革開放および中国の経済発展は日本をモデルにすることを決めたという。






■【コラム】現在の中国は日本の40年前の水準
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1225&f=column_1225_003.shtml
2008/12/25(木) 12:56
       
 1978年8月12日、東京で日本国と中華人民共和国との間で日中平和友好条約が締結された。トウ小平が訪日した際、「中国は日本より遅れており、中国は日本に学ばなければならない」と語った。それから30年が経過したものの、トウ小平の談話は今なお現実味を帯びているという。このブログは、日中平和友好条約から30年が経過した現在の日中の差を考察するものである。以下はその話題のブログより。

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 2008年12月10日、北京にトウ小平と福田赳夫氏が握手している蝋人形が登場し、市民は足を止めて見入っていた。この蝋人形は今から30年前にトウ小平と当時の首相であった福田氏が日中平和友好条約を締結した時の様子を再現したものであり、報道によると、この蝋人形は春節(旧正月)前後に日本政府へ寄贈されることになっており、すでに日本メディアの注目の的となっているという。

 12月19日付の日本新華僑報に掲載された社説によると、日中間における様々な物事の距離には、数値化できるものとそうでないものが存在し、わずか一日の差しかない分野も存在するという。しかし、その一日の差を埋めるためには途方もない努力が要されるとしている。なぜなら、中国が急速に発展しているといっても、日本も同時に前進しているからである。

 中国は日本の25倍もの国土を持ち、10倍もの人口を擁する。しかし、これらは中国が日本に追いつくための決定的な要因とはなりえない。1978年、中国のGDPは日本のわずか25%でしかなかったが、改革開放の成果により、日本の半分にまで成長した。

 しかし、ここで目を覚まさなければならないのは、現在の中国の一人当たりGDPは日本の40年前の水準と同じであるということだ。中国経済は飛躍的に発展しているが、エネルギーや資源を大量に消費しており、自然環境や生態環境に大きなダメージを与えている。カーネギー国際平和基金会の専門家によると、中国の環境汚染は1960年代の日本と酷似しているという。

 中国は公平を至上とする社会主義国家であるが、中国における貧富の差は警戒すべき水準に達しており、富の分配では世界で最も不公平な国家の一つとなっている。それに比べ、日本は世界でも富の分配が公平な国家のひとつであり、日本人の寿命は中国人よりも約10歳近くも長く、世界一である。

 トウ小平が訪日した際、「中国は日本より遅れており、中国は日本に学ばなければならない」と語った。それから30年が経過したものの、トウ小平の談話は今なお現実味を帯びている。中国は日本との距離を冷静に、理性的に認め、中華民族の復興のために奮闘しなければならないのである。

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(出典:紅豆網BLOG意訳編集)

日中平和友好条約を締結したトウ小平。(編集担当:畠山栄)




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