【仏国ブログ】東京と大阪、言葉も違えば住民の気質も違う
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0822&f=national_0822_012.shtml
2012/08/22(水) 10:34
外国語に関するフランスのブログ「No Ink Translation」では、日本の方言についてつづっている。
フランス人は、フランスには方言や地方ごとに異なるアクセントがあることが普通だと認識しているが、日本語に関しては、日本全体で標準語だけが話されていると信じているケースが多いと語っている。
しかし、日本には数多くの地方方言があり、本州の中でも違う方言が存在し、その数も多すぎて簡潔に説明ができないほどだと説明。方言の中には、フランス人の筆者にとっては日本語には聞こえないものまでがあると、方言が多様なことを伝えている。
日本の主な方言としては、東京で話される方言と、大阪を中心とした関西圏で使われる関西弁があると紹介。東京をパリ、大阪を南仏の港町マルセイユにたとえて、2者間にはライバル意識があったり、住む人の性質が異なっているなど、フランスと同様の状況だと説明している。
東京方言と関西方言では、東京での「だめ」は、関西では「あかん」など、使用する単語が異なることがあると紹介。また、同じ単語でも東京と関西では意味が違うこともあり、東京での「えらい」は、すばらしいという意味で使われるが、関西では「とても」に近い意味になるなど、外国人にとっては混乱しそうなこともあると伝えている。
また、言葉だけでなく東京と大阪は人々の気質も異なるようだと紹介している。テレビでのお笑い番組のほとんどは、関西弁の話者が多く、これは大阪周辺ではおもしろいことがとても重要で、その結果笑いの文化が発展しているためだろうとの見方を示している。
さらに、フランスで一般的に考えられているおとなしい日本人を想像して大阪を訪れると、このイメージが少し崩れると述べている。赤信号でも道路を横断したり、自転車で道路を逆走したりする人は、大阪でよく見かけたと記している。
しかし、大阪から近い距離にある京都ではまた人々の気質が異なり、大変興味深いと説明。一言では語れない日本や日本人の多様性を、興味深いと感じていることがうかがえる。
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