2012年8月4日土曜日

■なでしこカテナチオ、ブラジルを下す闘志の守備とカウンター


なでしこカテナチオ、ブラジルを下す闘志の守備とカウンター
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0804&f=national_0804_017.shtml
2012/08/04(土) 06:34  サーチナ
       
 3日、ロンドン五輪女子サッカー決勝トーナメントに進んだなでしこジャパンはブラジルと対戦した。ブラジルの突破に苦しんだなでしこだがフィニッシュはきっちりと封じ2-0のスコアで勝ち切った。なでしこは6日(日本時間7日1時)の準決勝でフランスと対戦する。

 前半から次々と中央、サイドをドリブルで突破してくるブラジルの攻撃をなでしこは全員の闘志溢れる守備で防ぎ切った。なでしこのパスサッカーはブラジルのフィジカルと個人技の前にほとんど展開出来なかったが、それでもしっかりと守りきれるのが今のなでしこの強さ。最終ラインは非常に安定していてシュートは打たせても決定的な場面は作らせない。特に熊谷のポジショニングと守備選択は完璧に近く、ブラジル選手は前半から早くもいらだちを見せ、最終的には攻め疲れしてしまった形だ。

 攻撃は少ないチャンスをものにする見事なカウンターだった。前半27分の1点目は気を抜いたブラジル守備陣の穴をつくクレバーな澤の早いリスタートから。DFの間を抜けだした大儀見がGKとの1対1を鮮やかに決めた。後半28分には鮫島のロングフィードを巧みなトラップで大儀見がかわしゴール前の大野にパス、大野はDFを切り返しで交わし2点目を決めた。特に後半の2点目は最終ラインから2回のパス交換でのゴール。しつこく固い守備と素早いカウンターはブラジルを大いに苛立たせ、イタリアのカテナチオを彷彿とさせた。

 「闘志の守備でした」と試合後語った佐々木監督。なでしこの持ち味が出たゲームとは言えないが、自分達の形ではなくても勝ち切り、しかもスコアは2-0。グループリーグ最終戦のドローへの批判もあるようだが、主力を休ませて運動量と集中力を戻し勝ち切った佐々木監督の手腕は評価されるべきだろう。次戦は前哨戦で圧倒されたフランス。ブラジルより精度の高い組織プレーが出来るだけにこの試合でも垣間見えた中盤でのパスミスには気をつけたいところだ。



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