2012年9月21日金曜日

■8月の訪日外国人数、10年比3.3%減 竹島問題の影響見られず


8月の訪日外国人数、10年比3.3%減 竹島問題の影響見られず
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2102J_R20C12A9EE8000/
2012/9/21 19:56

 日本政府観光局(JNTO)が21日発表した8月の訪日外国人数は、77万5900人で東日本大震災前の2010年の同じ月との比較で3.3%減った。減少幅は7月の同3.8%からやや縮小した。竹島問題で日韓関係が悪化した影響は8月には目立たなかった。

 8月の韓国からの訪問客数は20万2000人で18.2%減った。もともと原子力発電所の事故への懸念が根強く、円高・ウォン安も重なって震災前と比べて2割近い減少が続いている。政府観光局は「竹島問題を理由にした大規模なキャンセルはなかった」と説明している。

 尖閣諸島をめぐる日中摩擦で、9月以降は中国からの旅行客の減少が懸念される。8月は夏の家族旅行が回復して13%増えたが、最近になって日本向けツアーについて新規予約の低迷やキャンセルの報告が政府観光局の現地事務所にきている。

 観光庁の井手憲文長官は21日に「中国でのデモや暴動は一時より鎮まってきた。中期では大きな影響にならないと期待したい」と述べ、12年通年の訪日客数の政府目標を900万人に維持する考えを示した。




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