2012年9月7日金曜日

■百貨店・低価格店・自動車、3カ月連続販売減


百貨店・低価格店・自動車、3カ月連続販売減
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/07/2012090700686.html
2012/09/07 09:31 朝鮮日報

 企画財政部(省に相当)によると、韓国の8月の百貨店・ディスカウント店の売上高、国産車の販売台数は前年同期をいずれも下回った。3項目は政府が内需動向を迅速に把握するために監視対象とする主要項目だが、そろって6月から減少傾向が続いている。消費者が財布のひもを緩めず、消費低迷が長期化していることを示す数値だ。

 企画財政部が6日に発表した最新の経済動向によると、8月の百貨店、ディスカウント店の売上高は前年同期比でそれぞれ6.1%、3.5%減少した。国産車の国内販売台数も24.9%減少した。

 企画財政部は「百貨店の販売不振は秋夕(中秋節)の連休が9月末にずれ込み、通常は8月に見られる祭日効果がなかった影響もある」と分析した。国産車の国内販売台数は、現代自動車のストライキによる供給障害で減少幅が拡大した。

 消費心理も悪化している。8月の消費者心理指数は3カ月連続で低下し、99となった。100以下に低下したのは今年1月以来だ。同指数は100以下になると、今後の消費が低迷すると予測する消費者が多いことを意味する。企画財政部は「物価上昇ペースが鈍り、賃金の回復が続いているため、消費環境は改善しているが、国内外の先行き不透明感などで消費心理が冷え込んでいる」と分析した。

 韓国経済全体の消費を示す小売売上高は6月に前年同期比0.5%減となって以降、7月には3.4%増へと回復した。8月の数値は10月初めに発表される。企画財政部の関係者は「7月は猛暑でエネルギー消費と無店舗販売の売り上げが伸び、消費が予想外に好調だった」と指摘した。インターネット販売など無店舗販売は、7月は前年同期比13.2%増となり、猛暑でエアコン販売も急増した。

 しかし、消費回復は一時的なものだとの見方が根強い。企画財政部の幹部は「統計の速報値がいずれも良いとは言えず、消費指標も同様だ。今年8月は秋夕連休の効果もなく、小売指標が7月のような回復基調を維持するのは困難ではないか」と述べた。



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