2012年9月20日木曜日

■「日本製品の良さを理解している中国人」だけに売れば良い


「日本製品の良さを理解している中国人」だけに売れば良い
http://www.chinabusiness-headline.com/2012/09/28272/
2012/9/17 Tweet! by沖野 真紀 on

 現在、日中関係は大きな問題を抱えています。報道を見るともう中国でビジネスするのは難しいのではとすら思ってしまいますが、それでも日本にとって中国は非常に大切な市場であることには違いはありません。

 又、どんな状況下であっても日本製品の良さを理解し買ってくれる人はいます。カントリーリスクの高い中国でビジネスをするには、そうした「日本製品の良さを理解している中国人」をターゲットに定めることは一つの戦略と言えます。

 私は、先月この戦略の仮説を検証するのに最適な施設である「日本生活体験館」にて、ある化粧品の販促のための美容イベントをやってきました。

★日本生活体験館
http://www.woods-corp.jp/about/

 日本生活体験館は、福建省最大のショッピングモール「万象城」にある日本製品のアンテナショップです。この店舗はまるで日本の住宅のモデルルームのように居間・浴室・子供部屋等が設えられており、商品が用途別に陳列されています。

 単に日本の商品を集めて売るのではなく、日本の便利で豊かな生活スタイルを中国の人に体験してもらうことで、商品価値を実感してもらうというのが特徴です。畳やベッドのような大型の商品から化粧品や生活雑貨などの小物まで、現在展示されている商品は1,000種類にも及びます。

 訪れる人はリピーターが多く、まさに「日本製品の良さを理解している中国人」が大半と言えます。私は、ここで日本で流行している美容方法やお手入れ方法を教えるセミナー方式で実施しましたが、定員を上回る大盛況でした。参加者の約70%が購入を希望した上、参加者のリアルな感想を集めることができ非常に有意義なマーケティングを実施することが出来ました。

 中国は13億人の市場です。自社の製品の価値を理解してくれやすい層に絞っても十分な規模が期待できます。ターゲットを定めることで戦略が見えてくることもあります。諦める前にいろいろな視点から考えてみてはいかがでしょうか。



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