2012年9月4日火曜日

■大量の発がん性物質を含む「下水油」、訪中時には気をつけよう


大量の発がん性物質を含む「下水油」、訪中時には気をつけよう
http://uloco.jp/a/a_0001hatak/id/3091/t/20120827?
2012/08/27

 排水溝や下水溝に溜まった油をろ過・精製し、違法な食用油として流通する「下水油」が中国で社会問題となっている。警察当局によると、中国人が外食で口にする10回の食事のうち1回は下水油を使った食事の可能性があるという。

 ありとあらゆるものの偽物が流通する中国だが、もっとも深刻な社会問題となっているのが「下水油」問題だ。食用油は使用とともに劣化するが、下水油はその名のとおり、一度廃棄された油を「再利用」しただけのもので、大量の発がん性物質などが含まれていることが確認されている。

 中国政府は下水油の製造・流通を禁じているが、コスト削減のために下水油を使用するレストランはあとを絶たず、また、レストラン側に需要があるために下水油を製造する業者も多く、完全に撲滅できない状況だ。

 下水油は結局のところ、使い古しの油であるため、注意すれば見分けることが可能だ。純粋な植物油は透明だが、下水油は不純物が混じっているので透明度が低いのが特徴だ。また、臭いや味も正規の植物油とは異なり、焦げて苦い味がするようであれば、それは間違いなく下水油だ。

 下水油が日本で流通することは考えにくいが、中国へ留学や旅行に行く際には下水油と知らずに口にすることのないよう気をつけたい。

編集担当: 畠山トキ



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