2012年9月19日水曜日

■多くの中国人は、日本を理解する努力をしていない=中国メディア


多くの中国人は、日本を理解する努力をしていない=中国メディア
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0919&f=national_0919_019.shtml
2012/09/19(水) 11:19
       
 16日に大規模な反日デモが行われ、共産党委員会庁舎に押し掛けたデモ隊に公安当局が催涙弾を発射する事態に発展した広東省深セン市のメディア、晶報は19日付の社説で「多くの人は日本を理解しようとしていない」として暴力的な「愛国」を行う一部市民を批判した。

 記事はまず、近ごろの愛国、反日活動において「理性」という言葉が高い頻度で登場するのは非理性的な現象が存在するからであり、非理性的な行動は「一部市民による核心的な問題に対する認識不足の表れだ」と論じた。そして、デモで見られる血なまぐさいスローガンやシュプレヒコールの数々は「日本に対する最も基本的な理解が欠如していることさえ露呈している」とし、「われわれは本当に日本を理解しているのか、抗議の対象を分かっているのか」と疑問を投げかけた。

 そのうえで、日本は一部の人が考えているような小国や弱国ではなく、「小日本」という言葉も感情的なものに過ぎないとするあるネットユーザーの発言を紹介。人口、領海面積、経済規模、科学教育レベル、国民モラルなどで世界の上位に位置する「強力な相手なのだ」と論じた。また、「人様に迷惑をかけない」という精神や、真面目に宿題をやってくる日本人留学生の話などを紹介し「ここからも我々は本当の日本をうかがい知ることができる」とした。

 そして、「今、多くの人が日本を理解することに力を注いでいない」とし、他人から聞いた話や映像作品を日本に対する認識の根拠にし続け、事実や実際の事例に対して目をつぶる傾向があることを指摘。「このような認識の欠陥と愛国感情が結びついて、しばしば非理性的な言動が生じるのだ」と論じ、「愛国の感情が沸き起こったとき、われわれは冷静になって相手である日本のことを理解すべきなのだ」と結んだ。



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