2012年9月20日木曜日

■【コラム】 反日デモの真意は?「中国政府に対する怒り!」と中国人の友人


【コラム】 反日デモの真意は?「中国政府に対する怒り!」と中国人の友人
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0919&f=column_0919_048.shtml
2012/09/19(水) 17:36
       
 北京に住む中国人の友人と、尖閣問題に付随するデモ行動について話をしていると、彼女から驚きの言葉が飛び出しました。

 「日本大使館前などで行われている反日デモは、ただのプロモーションです。あれは中国政府に対する怒りを表現しているだけです」

 彼らは本気で日本に対して怒ってデモをしているのではなく、むしろ中国政府に対して自分たちの行動をアピールしているのだそうです。

 私達中国国民でもこんなに国の事を思って頑張っています。あなた達政府は何をやっているんですか!
というメッセージです。

 多くの中国人は中国政府の事が好きではありません。拡大する貧富の差、物価・地価の高騰、官僚による腐敗の横行に対し、中国国民は怒っています。しかし、中国では表立って政府を批判することが出来ません。

 もし中国人が政府に対する抗議デモを行った場合、その人は故郷に即強制送還され、留置所に入れられてしまいます。

 日本では言論の自由があります。街頭や駅前、更には道路を占拠をして抗議行動を行うことが出来ます。行き過ぎたデモ、暴徒化により、邦人が被害を受けるケースがいくつか出ており、それは許されることではありません。

 しかし、彼らは彼らの制約の中で、国が良くなってほしいという思いで出来ることを必死にやっているのだという考え方もあるのかもしれません。

 今回話をした彼女はこうも言っていました。

 「日本の事は嫌いです。なぜなら、幼い頃から、日本が中国にいかに非道いことをしてきたかを教えられてきたからです。ただ、日本という国は嫌いでも、日本人の事は大好きです。国に対する感情と、日本人や日本文化に対する感情は全く別物です。」

 私は日本にいる頃は、ニュースなどを見て、中国が嫌いになりかけていました。しかし中国に住み、中国人と触れ合うことで、とても心が穏やかで優しい心を持った人達がたくさんいることがわかりました。

 普段は我々日本人に対して本当に親切に接してくれます。9月18日、国辱の日が近づくにつれ、日本大使館前だけでなく多くの地方都市でデモが予定されています。

 今回私が聞いた話が全ての中国人の意見とは限りませんが、こんな事実を合わせてみると、日本における反日デモのニュースも少し違った視点で見られるのではないでしょうか。



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