2012年9月22日土曜日

■【米国ブログ】尖閣問題「日中はおもちゃを取り合う兄弟のよう」


【米国ブログ】尖閣問題「日中はおもちゃを取り合う兄弟のよう」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0922&f=national_0922_014.shtml
2012/09/22(土) 10:12
       
 旅行に関する情報を発信する米国のブログ「vagabondjourney」では、中国に在住する米国人男性が尖閣諸島問題について記している。

 日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化をめぐって抗議する反日デモが中国各地で行われ、中国当局は19日、反日デモを禁止し完全阻止する方針を決定した。

 筆者は、中国では日本と関係する物を売る店やレストランは、窓に中国の旗を掲げていると状況を伝えている。多くの店が公衆に見えるよう「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)は中国のもの」と手描きで書いているという。また、日本車を持つ人は大きな赤と黄色のステッカーを貼り、「この車は日本車だが、持ち主の心は中国にある」と書かれていたと記している。

 筆者は、国家主義的な情熱を一掃された中国で、このような愛国心は不適切だと感じているようだ。しかし、これらの表現は、怒った反日の暴徒らから財産を破壊されるのを防ぐのに役立っているという。現状では親日家であると解釈されることができるものは何でも破壊される危険性があるというのだ。先日もホンダの車が破壊されているのを目撃した筆者は、この防止処置は有効だと実感したという。

 日本に対する憎しみが日本のメーカーや製品を売る店、または日本食店に向けられるのは残念だと筆者は心を痛めている。日本と中国が文化、政治経済で互いに影響し合うのは当然だと述べ、国内総生産(GDP)が世界第2位と3位の経済力を持つ両国は主要な取引相手でもあると記している。

 しかし、中国には日中戦争の影響から日本が敵だという感情的な面がある。一方で、実際には日本と中国は、重要な経済パートナーだという事実がある。これが、ソバや寿司を食べ、日本車に乗っているにもかかわらず、中国への愛国心を示すために今回のようなデモに発展するという矛盾を抱えていると指摘している。

 筆者は、日本と中国は互いに引き離すことができないほど結びついていると述べ、尖閣諸島問題はまるでおもちゃのことで喧嘩をしている兄弟のように思えると締めくくっている。



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