2012年11月24日土曜日

■次のグローバル危機をはらんでいる日本=米報道


次のグローバル危機をはらんでいる日本=米報道
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1124&f=business_1124_033.shtml
2012/11/24(土) 10:42

 中国網日本語版(チャイナネット)によると、米UPI通信社は19日、「日本はまもなく経済危機を迎える」との見出しの記事を掲載した。以下は同記事より。

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 世界の大多数のメディアが今その視線を中国の新指導者、米国の「財政の崖」、欧州債務危機に向ける一方で、経験豊富な投資家は日本に次のグローバル危機の可能性があるとみている。

 2012年第3四半期(7―9月期)の日本の国内総生産(GDP)は0.9%縮小、工業生産高も8%減少した。

 かつてはトップの地位にあった日本の大手電子メーカーも今では危機的状況にある。シャープは50億ドル以上の赤字、パナソニックは1万人の追加リストラ実施中、ソニーは会社再建20億ドルの資金を緊急調達中で同社の株価は30年ぶりの最安値をつけた

 日本は現在、世界でもっとも債務の多い国で、その債務総額はGDPの225%を上回っている。今年の赤字は少なくとも4800億ドルになる見通しだ。利率はほぼゼロに等しいが、日本の預金者は国債購入に熱心なため膨大な債務の資金調達をすることができた。

 日本がこれまで債券発行による資金調達ができたのは大規模な貿易黒字があったからだ。それは日本の輸出と海外投資利益によるものだが、この2つの資金源が現在枯渇しようとしている。

 12年上半期(4―9月期)、日本の貿易赤字は前年比90%増の約406億ドルに達し、1979年に財務省が記録を始めて以来過去最高水準となった。9月の赤字は70億ドルを超え、3カ月連続の赤字となった。

 日本は赤字予算編成のための資金と債券発行額積み上げ後の返済資金をどこから捻出するかが問題となるだろう。利率の引き上げが考えられるが、赤字予算のための債券発行のコストが高くなってしまう。

 日本経済はバブル崩壊後、スローペースで成長しているが、米国と中国に次ぐ世界第3位の経済大国の地位を維持している。しかし日本は世界でもっとも高齢化が速い社会で、年金や高齢者医療のための資金調達はますます難しくなってきている。2050年までに日本の人口の半数が60歳以上になる見通しだ。



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