2012年11月5日月曜日

■中国人画家が「中国式教育」を痛烈批判…ネットで大喝采


中国人画家が「中国式教育」を痛烈批判…ネットで大喝采
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1105&f=national_1105_004.shtml
2012/11/05(月) 10:01

 中国メディア・鳳凰網は3日、画家の陳丹青氏が現在の中国の教育制度を「ことなかれ主義で人材が出てくるわけがない」と痛烈に批判したことを伝えた。ネット上では、陳氏の批判に賛同する意見が相次いだ。

 陳氏は1978年に外国語の成績が0点だったにもかかわらず、専門分野の才能を認められ中央美術学院に入学した。米国に渡り活躍したのち、2000年からは清華大学の博士課程指導教官に招かれたが、「絵画の成績がいいのに、英語や政治がダメなために、才能ある学生を育てることができなかった」と学校の体制に失望、辞表を提出した経験を語った。

 そのうえで、中国は建国から60年あまりの間「人材を強く束縛してきた」と語った。多くの人材が「破壊」された文化大革命の終結以降、状況が多少変わり人材が世界に輩出されるようになったものの、「(天安門事件発生以降の)この23年、中国の大学における主な仕事は学生の束縛であり、これが実にうまくいっているのだ」と皮肉った。

 そして、「束縛」本位の教育制度により「『言いたいことを言う』大学生が少なくなった」と指摘。「言いたいことを言う」大学生は、本来ならば貴重な人材になるはずで、「ことなかれ主義の教育システムで、人材うんぬんを語るのはまやかしだ」と批判した。

 陳氏の批判に対して、鳳凰網のコメント欄には「本質をついている」「よく言った」などの支持意見が多く寄せられた。



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