2012年11月19日月曜日

■夜のソウル・明洞がダンスストリートに!


夜のソウル・明洞がダンスストリートに!
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2012/11/18 03:12 朝鮮日報

中区庁と商店が力合わせ盛り上げ
1時間に3000人が大集合

 今月9日午後10時30分、ソウル市中区明洞の明洞芸術劇場前。仮設ステージに立ったDJ R.TEE(本名・キム・ジュング、22)がボリュームをいっぱいに上げると、明洞中央通りは「ダンスクラブ」になった。たった1時間前まで露店が並んでいた同劇場前からユネスコ会館までの50メートルは、ダンスをする人々で埋め尽くされた。当初1500人だった群衆は3000人(中区庁推計)に増えた。

 夜10時になると各店とも営業を終え、人もまばらになる明洞が今、生まれ変わる。中区庁や商店主たちが力を合わせ、寂しい夜の明洞を観光スポットにしようという実験が始まり、早くも成功を収めている。

 「明洞ダンスナイト」と銘打ったこのイベントは今年9月8日にスタート、今回で3回目だ。だが、PRポスターは1枚もない。それでもフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で口コミが広がり、特に外国人観光客の間で爆発的な人気を集めている。フェイスブック上の「ワールドDJフェスティバル」というページに先月31日に掲載された紹介文は、1週間で2万人が見た。中区庁によると、ダンスナイト参加者の3分の1が中国人、日本人をはじめとする外国人客だという。中区庁では、月に1回のペースで開催されているこのイベントが定着したら隔週金曜日の開催に増やし、韓流カルチャーのシンボルにしていきたいと考えている。

 オランダ出身のコバス・デュートゥワットさん(25)は「フェイスブックを検索していたら『楽しい音楽とダンスで夜を過ごせるスポットがある』という紹介文を見つけ、やって来た」と話す。米国出身のジェーソン・ステルソンさん(29)も「フェイスブックで外国人の友達が『明洞ダンスナイト』の情報を共有しているのを見て来た」と語った。サウジアラビアから仕事で韓国に来たアイマン・メダウィンさん(44)は偶然、明洞に立ち寄ったが、エキサイティングな夜を過ごすことができた。

 第1回と第2回のイベント費用は中区庁が提供、今回の第3回から商店主の協議体「明洞観光特区協議会」が支援している。協議会会員約100人が中心となり、各商店主が1回分のイベント費用約2500万ウォン(約180万円)を出し合った。同協議会のキム・ジャンファン名誉会長(82)は「外国人客に対し、明洞をショッピングスポットだけでなく、カルチャースポットとしてもPRしようと企画した」と話す。イベント開催中は周辺のコンビニや飲食店に大勢の客が入った。あるコンビニの店主は「普段の金曜日に比べると売り上げは30%以上多いと思う。これから明洞の夜の風景は完全に変わるだろう」と語った。

 イベントの進行は、各地のカルチャーイベントを企画してきた「想像工場」が社会貢献の一環として引き受けた。想像工場のユ・ジェヒョン監督は「地元の方々と一緒にソウルの名所を作るという趣旨から、利益を度外視して手掛けることにした」と話している。

 「明洞ダンスナイト」に出演するトップクラスのDJたちを見ようと、韓国の若者たちも大勢集まった。このイベントでナンバーワンのDJ ARIKAMA(本名:チョン・ソクチュン、37)は弘益大学エリアや江南一帯のクラブで12年間DJを務めてきた。DJ ARIKAMA目当てにクラブ通いをするファンは数百人にもなる。

 次回の「明洞ダンスナイト」は来月21日に開催。路上に人工雪を降らせ、盛り上げる予定だという。チェ・チャンシク中区庁長は「昼間は買い物客であふれる明洞だが、夜10時過ぎには人通りがなくなってしまう。夜に来ても楽しくワクワクできる明洞にしていきたい」と語った。




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