2012年11月19日月曜日

■「この人と結婚しても大丈夫?」


「この人と結婚しても大丈夫?」
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2012/11/18 02:37 朝鮮日報

性格・式準備で確執抱えるカップルのカウンセリング大幅増

 結婚式まであと1カ月余りという男性(27)=会社員=は婚約者の女性(27)と一緒に先月から毎週、相談センターに通っている。新居の伝貰(チョンセ=月家賃でなく保証金を一括で家主に預ける韓国独特の住宅賃貸システム)費用集めから始まった感情のもつれが長引いているためだ。

 このカップルは「このままでは結婚に向かって進めない」と語った。2人が受けるのは「カップル・カウンセリング」。結婚を予定しているカップルのためのもので、相談費用は総額60万ウォン(約4万5000円)以上。それでも2人は週1回、合計6週間カウンセリングを受けるとのことだ。

 結婚前に「カップル・カウンセリング」を受ける人が増えている。家族相談センターやカウンセリング心理学研究所などは従来の夫婦相談のほか、カップル・カウンセリング・サービスも受け付け始めた。「イ・ジュウン夫婦カウンセリング心理センター」のイ・ジュウン院長は「相談者110組のうち約10組がカップル・カウンセリング。2-3年前に比べカップ・カウンセリングの件数は2倍近く増えた」と話す。ほかの相談センターでも、全相談件数のうちカップル・カウンセリングの割合は高まっている。

 相談内容は住宅・費用など結婚準備をめぐる衝突から性格の違い、コミュニケーション不足などまでさまざまだ。ある男性(35)は「結婚相手が『週に3-4回家に来るしゅうとめを負担に感じる』と言っている」としてカップル・カウンセリングを受けた。しかし、相談した結果は全く予想外のものだった。カウンセラーは、この男性が母親から心理的に自立をしていなかったのが根本的な原因だと診断した。結局、男性は自分の考え方や姿勢を変えざるを得なくなった。

 「果たして結婚してもいいのだろうか」という答えを求めてカップル・カウンセリングを受けるケースもある。社内恋愛で交際が始まり結婚することになった女性(31)は、相手の男性(32)が自分の気持ちに無関心だと感じ、このほどカップル・カウンセリングを受けた。問題を解決したいという気持ちもあったが、改善可能かどうか専門家の意見を聞こうという考えもあったという。相談の結果「修復は難しい」と言われ、結婚をあきらめた。

 ソウル家庭問題相談所のキム・ミヨン所長は「これまでの世代は『結婚して一緒に暮らしながらお互いに合わせていけば大丈夫だろう』という考え方がが強かったが、最近の世代は『結婚前にささいなことでもきちんと確かめたい』という傾向が強い。将来のパートナーの『心理的チェック』とも考えられるカップル・カウンセリングが増えているのは、若年層がますます結婚に慎重になっているという証拠」と話している。




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