2012年11月3日土曜日

■中国人留学生が体験した日本のごみ分別処理=中国報道


中国人留学生が体験した日本のごみ分別処理=中国報道
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1103&f=national_1103_006.shtml
2012/11/03(土) 12:09

 中国では、「日本では、白いスポーツシューズを履いても洗う必要はない。汚れないからだ」という噂(うわさ)話がある。これはちょっと大げさだが、確かに日本の道はきれいだ。環境の維持は、国民の意識と密接な関係がある。誇張でなく、日本のゴミ分別処理は気が狂うほど細かい。中国網日本語版(チャイナネット)は3日、中国人留学生が体験した日本のごみ分別処理という記事を掲載した。以下は同記事より。

 ■ペットボトルは4回踏んでから捨てること

 中国人留学生が住んでいるマンションには共同ゴミ箱がある。これらのゴミ箱には、燃えないゴミ、ペットボトル、ガラスと空き缶、プラスチックゴミ、生ゴミなどに分かれている。日本におけるゴミ分別処理の細やかさは、ペットボトルからその一端を垣間見ることができる。

 ボトルのフタを取り、包装はプラスチックゴミ箱に入れる。ボトルの中の液体を取り除き、ぺしゃんこにしてからペットボトル用のゴミ箱に捨てる。学校での分類はさらに細かく、アルミ缶と鉄製缶も分別する必要がある。

 中国人留学生が住む自治体(静岡市)では、ゴミ処理に関する規則が非常に多い。例えば、ゴミの分類や各種ゴミの収集日についてだ。ゴミ袋でさえ自治体の指定となっており、お金を払って店で買う。しかも自治体ごとに指定されたゴミ袋が異なり、ほかの街のゴミ袋は静岡市では使えない。生ゴミ以外は、指定されたゴミ袋でないと捨てることができない。

 生ゴミ以外のものは、専用のゴミ袋に入れる必要がある。ゴミ袋の色が異なるのは、入れるものが異なることを示している。白い袋は透明なガラス瓶、黄色い袋はペットボトル、青い袋は鉄の缶、茶色い袋は茶色のガラス瓶、黒い袋はほかの色のガラス瓶である。黄色いロープは、袋に入れた生ゴミを覆うものである。日本ではカラスが非常に多いため、彼らに食いちぎられてしまうからだ。書籍を捨てる際は、縄で締める必要がある。

 家庭で処理できないゴミは、専門の処理施設に渡して処分してもらう必要がある。壊れた冷蔵庫ならば、まず郵便局で資源再利用費を支払い、その後、指定の処理施設に冷蔵庫を運ぶ。お金も手間もかかるため、日本人は捨てずに修理して再度使うようにしている。

 ■ある出来事からゴミの捨て方を学ぶ

 ずいぶんうまく事情を説明できているじゃないかと思うなかれ。中国人留学生が日本に来たばかりの頃は、何も分からず、適当に捨てていたものである。例えば、弁当を食べた後、食べ残しも一緒に捨てていたという。翌日、ゴミ箱には「分別しなさい」という内容の警告文が貼られていた。初めて学校で学んだことも、ゴミについてだった。

 ある日、先輩と一緒にペットボトルを捨てに行った。そのいくつかには、液体が多少残っていた。その後、先輩はゴミ処理センターの人に呼ばれ、これらのボトルを洗ってから捨てるように言われた。そばで見ていたわたしは、やりすぎじゃないかと思った。先輩にそう言うと、「僕たちは子どものころからゴミ分別を教わってきた。他人に迷惑をかけたくないからね」と、彼は頭をかきながら言った。



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