2012年12月23日日曜日

■商品開発の新キーワード「学生力」 食品業界と大学のコラボレーション盛況


商品開発の新キーワード「学生力」 食品業界と大学のコラボレーション盛況
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1222&f=business_1222_023.shtml
2012/12/22(土) 12:08

 パン工房による地域の活性化や、学生の意見を取り入れた新製品の開発など、各大学と食品業界のコラボレーション企画が続々と登場している。

 この頃、大学と食品業界の企業とのコラボが増えている。

 帯広畜産大学は敷島製パン株式会社との包括連携協定に基づき、製パン実験施設(略称とかち夢パン工房)を設置したことを7日、明らかにした。

 大学内の施設(旧別科センター)の内部を改修し、講義スペースを確保するとともにミキサー、オーブン、発酵装置(ドウコンディショナー)、整形装置(モルダー)、冷凍庫、製氷機、急速冷凍庫、作業台等の設備を設置し、製パンラインを整備した。小麦粉から各種のパン製品を製造するだけでなく、各工程における科学的変化を追跡する分析機器も設置。これにより、高品質のパン製品製造のための科学的な検証を行うことが可能となる。

 本実験室の設置により、「北海道産小麦の利用拡大による地域産業の活性化」「地域の経済発展に寄与する人材の育成」「実学を体得した高度専門職業人の養成」などの効果が期待されるという。

 「スイートポテトラテ」

 一方、株式会社エルビーは、関西学院大学の学生との共同マーケティング・プロジェクトから生まれた新商品であるデザート飲料「スイートポテトラテ」を、12月18日より全国(沖縄県を除く)で発売する。

 寒い季節に食べたくなるスイーツに着目し、冬の定番デザート“スイートポテト”を乳飲料として商品化した。ふんわりした甘みのある濃厚なラテ飲料に、サツマイモのペーストを混ぜ合わせたまろやかな飲み口と、焼いたサツマイモの香ばしい風味が特長。隠し味にはスイートポテトによく使われる洋酒を使用し、コクと芳醇な味わいを表現したという。“大学生とつくったスイーツ系飲料”と表記することで、消費者の購買意欲に訴える。希望小売価格は137円。

 一方、学生たちへのプロモーションの場として大学構内が注目されており、株式会社ユーキャンパスは、大学構内、および大学のクラブやサークルなどの学生コミュニティに特化した広告事業を展開。昨年からは、成蹊大学、國學院大学、法政大学などの5校において、ごま油など食用油の製造販売の老舗である「かどや製油株式会社」の「純正ごま油」を学食の卓上に設置し、万能調味料として自由に使ってもらうプロモーションを実施。何校かで、同商品を使ったオリジナルメニュー(焼肉ビビンバ丼、スタミナ豚キムチ丼、麻婆豆腐丼など)を提供した。

 これからは「学生力」が新しい商品開発のキーワードになっていくかもしれない。(情報提供:MONEYzine)




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