2012年12月6日木曜日

■【仏国ブログ】茶道を通して、日本語の大切さを実感


【仏国ブログ】茶道を通して、日本語の大切さを実感
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1206&f=national_1206_010.shtml
2012/12/06(木) 10:41

 日本文化が好きだというフランス人女性が、自身のブログ「le blog d'Ageha」で、茶道と日本語の大切さについてつづっている。

 筆者は、かねてから夢に見ていた茶道の授業に、幸運にも参加する機会が持てたという。ブログでは、鉄瓶、棗(なつめ)、茶筅(ちゃせん)、茶巾(ちゃきん)、茶碗、茶杓(ちゃしゃく)、建水(けんすい)、帛紗(ふくさ)など、授業で用いた道具の名前と用途を写真と一緒に紹介。

 道具の名前だけでも、物の意味を表す漢字を知らない筆者にとって覚えるのが難しそうだが、さらに筆者は、「茶道の様々な作法を覚えるには、日本語のひらがなの書き方や書き順も含めて知っていることが重要だ」と説明した。

 片仮名が外来語を表すもの、漢字は中国伝来だが、文字が1つまたは複数の意味を持っていることを記し、ひらがなは、音節と音を表すものと簡単に述べた。次に、茶道の授業で、「こ」「の」「い」「り」の4つのひらがなが表れてくることに気付いたという。

 まず、なつめ(抹茶を入れる容器)を茶巾で拭く際、「こ」の字を書き順に従って書くように拭くことに気付いた。また、お茶の準備の際、茶杓で茶葉をとった後、茶筅で水と一緒に混ぜるのだが、最後に「の」を描いてからその動きをとめるのだという。次に、差し出したお茶を相手が飲み終え、その茶碗を茶巾で拭く際には、「い」と「り」の字をそれぞれ書くように拭くのだと説明した。
  
 「はね」や「はらい」、書き順がある日本語は、フランス人にとって難しいはずだが、それに興味を抱いていることに逆に関心させられる。



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