2013年1月19日土曜日

■中国政府、13年ぶりにジニ係数発表 深刻な格差認める


中国政府、13年ぶりにジニ係数発表 深刻な格差認める
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0119&f=national_0119_003.shtml
2013/01/19(土) 09:05
 
 2000年を最後に正式にジニ係数を発表してこなかった中国政府が、03年から12年までの10年間のジニ係数を発表した。中国メディア・鳳凰網が伝えた。

 ジニ係数は収入の格差を示す指標であり、0と1の間の数値で表す。係数が0に近いほど富が均等に配分されていることを示し、0.4が収入格差の警戒線とされる。政府機関である国家統計局は、00年に発表した0.412を最後に具体的な数値を発表してこなかった。
 
 記事は、同局の馬建堂局長が18日、03年から12年までの中国のジニ係数を発表したことを伝えた。同局が発表した係数は、03年の0.479から08年に0.491まで上昇したのち減少に転じ、12年には0.474となった。

 馬局長は数値について「我が国における、収入分配の改革、収入格差縮小実施の緊迫性を示すものだ」と説明する一方、08年の金融危機以降「我が国の各レベルの行政が市民生活にかんする措置を講じたため、係数は徐々に減少した」とし、格差是正に向けて国や地方政府が取り組んだ成果を強調した。

 そして、「社会主義の初歩段階、発展途上国」という国情を鑑み、発展と富の分配との関係を正しく処理しなければならないと指摘。2020年の「小康社会」目標達成時には、単に1人当たりの収入やGDPを倍増させるだけでなく「分配をしっかりやて、中低所得者の収入をより多くするよう努めなければならない」と語った。

 中国のジニ係数をめぐっては、西南財経大学の研究組織が昨年12月に「10年当時の中国のジニ係数は0.61だった」とするデータを発表した。



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