2013年1月22日火曜日

■【仏国ブログ】フランスの絵本に登場する日本の光景とは?


【仏国ブログ】フランスの絵本に登場する日本の光景とは?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0122&f=national_0122_004.shtml
2013/01/22(火) 10:04

 フランス人男性がブログ「J'AIME LE JAPON」で、フランスで有名なイラストレーター2人による、絵本で取り上げた日本の文化を紹介した。

 日本でも放映されているアニメ『ムークのせかいりょこう』の作者、マルク・ブタヴァンと、各国の学校についてエキゾチックなイラストと共に紹介する『Mes ecole du monde(世界の学校)』の作者、クレモンティーヌ・スルデの2人の絵本を取り上げた。

 筆者は、2人の作品から日本文化や学校の様子を垣間見ることができると、絵本のイラストをブログに掲載しながら紹介した。

 まず、前者の作品『ムークのせかいりょこう』の原作は、こぐまのムークが自転車で世界を一周していろいろな出会いを繰り広げる絵本だ。動物たちが桜の下で花見を楽しむ風景をはじめ、野球や相撲、空手、三味線、碁、折り紙、玄関先に並べられる靴など、日本ならではの光景が描かれている。

 一方、後者の著書『世界の学校』では、各国の学校の模様が描かれている。学校に歩いて行く国もあれば、ロバの背中や人力車に乗って国もある。また国語や計算を学んだり、時には裁縫や料理を学ぶ国などが表現されている。

 日本についても、独特の光景が紹介されていた。日本の小学校では一般的に制服がなく、学校内では上履きを履く。そして、靴は名札付きの靴箱にしまっておく様子が記されていた。

 筆者はこの絵本を見て、日本の漫画ではよく靴箱がラブレターを届けるために使われていたことを思い出したという。靴箱一つをとっても、靴が盗まれるため、公共の場に置いておかないフランスとの環境の違いを感じたようだ。

 日本の漫画を通して日本のことを知った筆者は、フランスの子ども向けの絵本で、日本文化や日本の学校の光景が紹介されていることに興味を抱いたようだ。

 筆者は自分の経験として「靴箱とラブレター」のエピソードを記述することで、自分自身は「日本の漫画で日本の知識を得た」ことを披露することになった。日本のアニメ・漫画文化が日本の社会や日本人の生活の様子を世界に紹介することで、大きな役割りを果たしていることが、改めて確認できた。

 アニメや漫画は日本人の手によるもの、筆者が紹介した絵本はフランス人の作。日本を紹介する“チャンネル”もかなり多様化しているようだ。



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