2013年1月4日金曜日

■仁川エイトシティー、民間資本誘致進まず


仁川エイトシティー、民間資本誘致進まず
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/04/2013010400461.html
2013/01/04 08:41 朝鮮日報

 経済自由区域に指定された仁川市の竜遊島、舞衣島に同市が民間資本を誘致して整備を計画している「エイトシティー」事業で資金調達が行き詰ってウイル。

 同事業は面積79.5平方キロメートルの用地に2030年までに317兆ウォン(約26兆円)を投じ、ホテル、カジノ、F1レース場、ゴルフ場、韓流公演施設、ヨットハーバーなどを備えた文化・観光・レジャー複合都市を整備する内容だ。面積はマカオの3倍、ソウル汝矣島の28倍に達する。

 ドイツ系のケンピンスキー・コンソーシアムと大韓航空、大宇建設、CNS資産管理などが資本金67億ウォン(約5億5000万円)で設立した特定目的会社(SPC)の「株式会社エイトシティー」が事業を推進する「事業施行予定者」に指定されている。同社は昨年10月31日、仁川市と投資契約を結んだ。事業規模は韓国の年間国家予算に匹敵する。

 契約締結に際し、仁川市はエイトシティーが昨年12月までに500億ウォン(約41億円)の投資財源を確保すれば「事業施行者」に指定するとしていた。さらに今年3月までにさらに500億ウォン、6月までに事業用地の土地補償資金として6兆8000億ウォン(約5570億円)の調達が求められている。

 しかし、エイトシティーはこれまでに誘致できた投資財源はゼロのままだ。巨大な事業規模が投資家の不信を招いたとみられている。

 仁川市は当初昨年末としていた500億ウォンの増資期限を今月25日まで延長した。しかし、専門家は「現在の動向からみて、エイトシティーが条件を守るのは難しいのではないか」と指摘している。エイトシティーは仁川市に事業の開発契約の履行保証を求めているが、市側は難色を示している。



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