2013年2月23日土曜日

■【中国BBS】わがロケット技術は日本に劣るか? 中国人が議論


【中国BBS】わがロケット技術は日本に劣るか? 中国人が議論
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0222&f=national_0222_030.shtml
2013/02/22(金) 15:31

 中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「中国のロケット技術は日本に劣るのか? 」というスレッドが立てられた。スレ主の質問に対して中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

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 スレ主は、これまでずっと中国のロケット技術のほうが日本より優れていると思っていたようだが、良く調べてみると、中国のロケットは第2世代のままだが、日本はすでに第4世代であることが分かったという。そして日本のLE-7Aエンジンは欧米よりも進んでいるが、同時に失敗回数も多く、いったい日中のロケット技術はどちらが上なのだろうか、と質問した。

 スレ主の質問に対してさまざまなコメントが寄せられたが、大半は日本の技術のほうが優れているという意見だった。

・「日本の工業レベルは中国のずっと上で底も厚い。中国は豊かになったばかりで何をするにもお金がかかる」
・「技術だけを見れば日本のほうが進んでいる」
・「実用性では中国のほうが上だが、技術は日本のほうが上」

 さらに具体的な理由を挙げるユーザーもおり、「中国最大の積載量を誇る長征3号乙でさえ、H2Aロケットと比べたら数トンも少ない。打ち上げ成功数もH2Aのほうが多い。しかも日本には積載量が長征3号乙の1.5倍あるH2Bがあり、2回とも打ち上げに成功している。明らかに日本は中国のずっと先を行っている」という意見があった。

 しかし、中国の技術のほうが上だという意見もあり「コストパフォーマンスは大事だ。世界の衛星発射業務はおもにロシアと中国が担っている。コストパフォーマンスが高いからだ」という意見や、「小日本のロケット発射数はインドと同じレベルなのに、中国より進んでいるとは言えない」という主張もあった。

 中国は宇宙開発に力を入れており、すでに有人宇宙飛行を成功させ、宇宙ステーションの建設も進行中だ。1998年に北朝鮮がロケットを発射したことを受け、日本は専守防衛とされるミサイル防衛と偵察衛星の範囲で宇宙開発を軍事利用できるようになったが、日本の宇宙開発の特徴は、基本的に「軍事」と切り離されている点だ。日本の各ロケットも平和利用が目的であり、打ち上げられる衛星も科学または商用が目的だ。

 社団法人日本航空宇宙工業会によれば、日本は1966年から2013年1月末時点までに、計92機の人工衛星打ち上げ用ロケットを打ち上げ、うち80機が成功するなど、ロケット打ち上げの成功率は86.95%に達している。

 一方、中国の衛星打上げロケット「長征」の成功率は94.83%に達し、成功率の面から見た場合は中国のロケットに軍配が上がる。



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