2013年2月25日月曜日

■<中国人が見た日本>電車で子供に席を譲らない日本人、子供が可愛くないのか?


<中国人が見た日本>電車で子供に席を譲らない日本人、子供が可愛くないのか?
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2013年2月24日 0時23分      

2013年2月21日、中文導報は「子供に席を譲らない日本人」と題したコラム記事を掲載した。以下はその内容。

数日前、孫の査証手続を行う高齢の中国人女性に付き添って東京入国管理局に行った。電車を乗り継ぎ、ようやく入国管理局に到着。手続きに丸1日かかったため、彼女の孫は疲れてぐったりしていた。帰りの電車では子供に座らせたいと思ったが、あいにく車内は満員。座席はサラリーマンで占められていた。すると子供は駄々をこねだし、しまいには大泣き。彼女は何とかして孫を座らせようと周囲を何度も見回し、「もうすぐ降りるはず」と思える乗客を推理して車内を移動し、孫を座らせることができてホッとしていた。

その時、私は駅のホームに彼女の孫と同じくらいの年齢の男の子を連れた日本人女性が立っているのに気づいた。その子供は背中に大きなリュックを背負い、疲れた表情で母親に手を引かれている。母子は同じ車内に乗り込んできたが、男の子の目は半分閉じていて、いかにも眠たそうな表情。「きっとすごく疲れているんだろうな」と私は思ったのだが、男の子は「座りたい」と駄々をこねたりせず大人しく立っていて、母親も子供のために空席を探そうとはしなかった。

こうした光景は日本では当たり前のこと。お年寄りに席を譲るケースが少ないのは、日本人の高齢者が精神的にも肉体的にも若くて元気なので、席を譲るとかえって失礼にあたる場合があるからだ。しかし、子供に席を譲らないのは子供をかわいがっていないからだろうか?この疑問を日本人にぶつけてみた。すると「子供はもともと元気いっぱいなのだから、立って当然。疲れていても我慢することを覚えさせなきゃ。子供がどんなに泣きわめいて自分の要求を押し通そうとしても、ダメなものはダメだと教えないと甘やかすことになる」という答えだった。おそらく、多くの日本人がこのように考えているのだろう。

日本人は子供を甘やかさない。ディズニーランドのトイレで長い行列ができていても、子供は大人と一緒に列に並ぶ。「子供がおしっこしたいんです」と言って列の先頭に割り込もうとする親など見たことがない。しかし、中国では逆だ。地下鉄やバスでは大人が子供に席を譲り、子供は当然のごとくそれを受け入れる。トイレだって、子供が優先だ。大人たちはみな共通の認識を持っている。「大人は苦労しても、子供には苦労させない。大人は我慢できても、子供は我慢できない」。

子供に対する接し方は日中両国で大きく異なっている。この違いは子供たちが将来、大人になった時に大きな影響を与えるだろう。日本人が秩序を守る精神は子供の頃からの教育と社会全体の風潮によって培われたものだ。中国の子供に対する大人の愛情表現は一見すると心温まるものだが、同時に子供の自己中心的な性格を助長し、何事も我慢できない人間に育てる危険性をはらんでいるのではないだろうか?



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