2013年2月22日金曜日

■都道府県対抗学生観光PR 東北学院大が予選1位


都道府県対抗学生観光PR 東北学院大が予選1位
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130222t15007.htm
2013年02月22日金曜日

 全国66大学のミスキャンパスが地元の魅力をPRする「都道府県対抗 学生観光PRアワード」の団体戦で、東北学院大(仙台市)が予選1位に輝いた。ミスがインターネットに観光地などを紹介する記事を投稿し、閲覧者の評価などを踏まえ、実行委員会が順位を決めた。

 上位10校による決勝は23日、千葉市の東京情報大である。東北学院大は東北唯一の出場校としてグランプリを狙う。

 予選は昨年10月~ことし1月の4カ月間、交流サイト「グーグル+」で争われた。アワード実行委が投稿内容や、共感した閲覧者が押した「+1」の数などを参考に評価した。

 東北学院大では昨年10月の学園祭でミスに選ばれた1年阿部遥奈さん(19)=仙台市若林区=らが投稿を担当した。阿部さんは休日にカメラマン役の母(42)と一緒に宮城県内を回り、観光名所や牛タンなどの名物を紹介した。

 その一つが石巻市北上町の釣石神社。落ちそうで落ちない巨石があり、合格祈願の名所としても知られる。「私も高校受験でお世話になった。東日本大震災でも落ちなかった」とPRする。

 阿部さんは中学まで石巻市で過ごした。投稿内容は自然に被災地の話題が多くなった。桜の名所でもある同市の日和山公園の記事にも、眼下に広がるさら地の写真を載せずにはいられなかったという。

 「震災後の宮城をPRする責任は重大」と感じていた阿部さん。「被災地はがれきの山が残るが、復興に向かい頑張っている姿を全国、世界の人に知ってほしかった」。投稿には途中から英訳も付けた。

 決勝は北海道大、千葉大、金沢大、関西大などと競う。井手憲文観光庁長官ら審査委員を前に5分間、地元の魅力を自身の言葉でプレゼンテーションする。

 「宮城の魅力は人の温かさ。震災前より多くの観光客に来てもらい、宮城を好きになってほしい。その架け橋になれたらいい」。阿部さんは石巻弁も織り交ぜて熱く語るつもりだ。




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