2013年2月8日金曜日

■ホテル、旅館倒産11件 2年連続全国最多


ホテル、旅館倒産11件 2年連続全国最多
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20130205-OYT8T01438.htm
(2013年2月6日  読売新聞)

 昨年1年間の県内のホテル、旅館の倒産件数が2年連続で全国最多となったことが、帝国データバンク県内3支店(長野、松本、飯田)のまとめでわかった。「観光立県」を掲げる長野には、規模の小さな宿泊施設が多いが、調査書は「需要の低迷に、施設の老朽化などが重なって事業継続を断念せざるを得ないケースがある」としている。

 負債総額は、30億2200万円。負債額が最も多かったのは、8月に自己破産申請した山ノ内町の「志賀プリンスホテル」の約8億円で、スキー人口減少の影響を受けた。負債額が2番目に大きい白馬村の「モンシャトル北城」も、八方尾根スキー場の近隣で経営してきたが、スキー客の減少のあおりを大きく受けた。

 倒産件数は計11件。地域別では北信と中信でそれぞれ5件、東信で1件。いずれもスキー場のある観光スポットで、外国人観光客にも人気だった。このうち、山ノ町と白馬村、大町市では複数施設が倒産した。

 11件は全て「破産」か「特別清算」の清算型手続きだった。帝国データバンクの担当者は「しばらくは厳しい状況が続くとみられるので、宿泊客を呼び込むような官民挙げてのキャンペーンを継続して行っていくことが大切ではないか」と提案している。




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