2013年3月22日金曜日

■【コラム】 香港粉ミルク持ち出し制限 上限の2缶持つ人で溢れる国境ゲート


【コラム】 香港粉ミルク持ち出し制限 上限の2缶持つ人で溢れる国境ゲート
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0321&f=column_0321_019.shtml
2013/03/21(木) 11:41

【個人的用途として出境時に携帯が認められるのは2缶まで】

 香港政府は、香港からの出境の際に粉ミルクの持ち出しを制限する新条例が3月1日から実施されることを発表し、輸出許可証を持たない限り36カ月以下の幼児用粉ミルク(豆乳含む)を香港から輸出することはできなくなりました。個人的用途として出境時に携帯が認められるのも1.8キログラムまで、携帯できるのは16歳以上で、過去24時間以内に出境していない者に限られる、とのことです。

 先日、久しぶりに陸路で、香港から中国本土へ入境しましたが、国境ゲートには粉ミルクを2缶持っている人達が沢山いました。個人用途として携帯が認められる1.8キログラムは粉ミルク2缶分のようです。

 そして国境を越えた所には、ニュージーランド製の粉ミルクを販売するショップがオープンしていましたが、買い物客はまばらでした。皆どうしても安全基準の高い香港で粉ミルクを購入して、中国本土に持ち帰りたいようです。香港側の出境チェックも厳しくなっており、大きな荷物を持っていると足止めを食らう可能性が高いので、出張などでお急ぎの方はご用心ください。

 このような状況に対して、中国本土では過度な反応との批判が持ち上がっているそうです。香港人が、自分は中国人ではなくて香港人と回答した比率も返還以来で過去最高になっているそうで、ここ最近、香港人と中国人の感情的な対立も目立ってきました。香港返還から今年で16周年を迎えますが、両者の矛盾を埋めるのはなかなか難しい作業のようです。



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