2013年3月2日土曜日

■エッフェル塔が杭州に出現、中国のパクリ建築でヨーロッパ一周―中国


エッフェル塔が杭州に出現、中国のパクリ建築でヨーロッパ一周―中国
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2013年3月2日 6時10分  レコードチャイナ

2013年2月28日、パリのシンボルと言えば、何を置いてもエッフェル塔だが、そのエッフェル塔がなんと杭州に姿を現した。場所は、とある集合住宅地で、ディベロッパーによると、3分の1スケールで模倣して建てられ、一度は撤去する案も出たが、住民に反対されたという。28日付で中国新聞網が伝えた。

ハンドル名「パリfeng」は自身のブログに、杭州のマンションの間にそびえ立つエッフェル塔の写真をアップしているが、目を凝らして見なければ、そこはパリの街そのものである。

「エッフェル塔だけでなく、パリの街並みまでそっくりそのまま真似して再現されていた。中国の自分たちの建築を跡形もなく解体して、欧米に追い付け追い越せとでも言うのだろうか」と「パリfeng」は疑問を投げかけた。

写真がアップされると、たちまち話題になり、意見は大きく二つに分かれた。「とてもきれいで、海を渡らなくてもバカンス気分を味わえる」と称賛する人もいれば、「中国の偽物文化もついにここまで来たか。真似ばかりしていたら、中国の特色が失われてしまう」と嘆く人もいる。

この「杭州エッフェル塔」が建つ集合住宅地には、他にも「シャンゼリゼ通り」や「パリ風の庭園」などがあり、住宅地全体がパリをイメージして設計されている。異国情緒溢れる景観から、ウェディング写真を撮影しに来る人も多いようだ。

このような模倣建築は中国では珍しく、人気の観光スポットにもなっている。杭州のエッフェル塔、鄭州(河南省)のロンシャンの礼拝堂(フランス)、蘇州(江蘇省)のロンドン橋(イギリス)、広州と恵州(広東省)のハルシュタット(オーストリア)、ビザなしでもヨーロッパを周遊できる。

イギリスの建築家が、杭州の「エッフェル塔」とイギリスの街並みを真似した上海郊外の「テムズタウン」に対し、法的手段に訴えると言っていると報じられたが、今のところ、これといった動きはないようだ。

中国の法律では、著作権の保護期間は著作者の死後50年で、杭州のエッフェル塔は著作権の侵害に当たらないと専門家は指摘するが、今後の成り行きが注目される。



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