2013年3月1日金曜日

■【コラム】 【海外情報ブログ】ドイツ:日本と違う大きく違うドイツの学生生活


【コラム】 【海外情報ブログ】ドイツ:日本と違う大きく違うドイツの学生生活
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0227&f=column_0227_021.shtml
2013/02/27(水) 11:34  ドイツ現地生情報スタッフブログ

このブログで既にご紹介したハイデルベルグやアウグスブルグはドイツで学生都市として有名です。学生都市とはその名の通り、地方からも学生を集め、学生がその町で一種のカルチャーを作り上げることが特徴だと思います。
ドイツの学生生活は日本のと大きく違うと私は感じています。
今回は私の経験もふまえ、ドイツの大学生の暮らしに迫ります!


現在、ドイツには約240万人が学籍登録をしています。
毎年学生数は上昇していて、一部の大学では講義室が足りない問題も発生しるほどです。(講義室の脇の階段に座る人まで続出!)
人気な学科はダントツで経営学、男女で人気度は異なりますが後に法学、ドイツ語学、医学や機械工学が続きます。
日本では通常18歳から23歳の間に大学に通うことが多いですがドイツでは30歳を超えても学生の人がいます。
3~4年で卒業できる学科を5~6年かけて終えるケースは少なくありません。
卒業が長引く理由についてはいろいろあります。

主な理由は

・学費と生活費を自分で稼がなければいけない
・卒業論文に時間がかかる
・途中、休学をして留学やインターンシップをする

です。

アルバイトをして、奨学金(返済必要ありとなしのタイプがあります。)をもらうか学生ローンを組んで勉学に励んでいる人はたくさんいます。
ドイツの学費は国立大学なら毎年約1000ユーロ(約10万円)かかり、先進国にしては少ない額です。それでも親から援助を受けられない学生にとっては痛い支出です。

30代だけではなく、定年退職をした高齢者が大学に通うこともあります。
私が学生時代に受けていた近代史の講義にも数人高齢者を見かけました。
また子持ちで働きながら大学に通う人もいます。
仕事と育児の両立のみではなく、勉強とのバランスも取れているたくましい人です!

学生=節約生活とはきっと万国共通のことで、ドイツではそんな学生のお財布に優しく、おなかも満たせる健康スナックStudentenfutter(シュトゥデンテンフッター。「学生のエサ」という意味。)が売られています。

(アーモンド、カシューナッツ、ピーナツやレーズンが入っています。)

実家を離れて大学に通う場合は大抵の人がルームシェア(ドイツ語ではWohngemeinschaft略してWGと言います。)か学生寮に入ります。
ルームシェアとは2~5人で一軒家かアパートを借りて一人ずつ自分の部屋を持ち、キッチンやバスルームは共同で使います。
私も昔アウグスブルグで2人とルームシェアをしていました。

(ベッド、ソファ、本棚と机があった13.5畳のシンプルなお部屋でした。家賃は約2万4千円。)

簡単に、そしてたくさん友達を作りたい人にはWGよりも学生寮をおすすめします。その方が、学生寮で行われるパーティーなどで様々な人と知り合える機会が多いです。
それかドイツの大学にはサークルというものがないので、例えば大学雑誌の編集部、学生課、大学の劇団に加わることです。私はアウグスブルグの生活、大学事情などに触れる学生雑誌の作成に携わっていました。
定期的に寮の地下室を借りてパーティーをしていましたよ☆

そして毎学期初めには大学の食堂や近くのクラブを貸し切って、全学生が参加できるパーティーが行われます。5ユーロほどの入場料で飲み物も低価格で買えます。(高額なDJは雇えないので、音楽は最近のヒット曲が多いですが・・・苦笑)

いろんな年齢・境遇の人が集まるドイツの大学。
一人一人に大学進学を選んだストーリーがあります。
ほとんどの学生に共通する点はしっかりと意志を持って学んでいること。
ドイツの大学に通い、私も高齢者になったらまた好きな学問を専攻したいと思いました。騒がしいパーティーには参加できないでしょうが(笑)

(情報提供:阪急交通社/記者:fumiii)




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