中国需要により米国の毛皮価格が急上昇―米メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70631&type=
2013年3月25日 11時22分
2013年3月21日、米AP通信によると、中国の需要によって米国のミンク毛皮価格が急上昇している。23日付で環球時報が伝えた。
10年前、米国の毛皮業界は海外からの安い毛皮の参入に苦しめられていた。ところが今、商売はノリにのっている。ただ、顧客はもはやニューヨークやハリウッドのセレブではない。中国の富裕層である。高品質の毛皮を求める中国富裕層が米国内のミンク価格が押し上げ、業界の窮地を救った。
中国は現在、世界最大の毛皮の生産・加工国である。中国皮革工業協会の統計によれば、10年に中国で販売された毛皮製品は全世界の半分以上を占めた。12年の毛皮の小売総額はまだ正式に明らかになっていないが、60億ドル(約5670億円)にのぼるとみられている。
米国農務省の10年のレポートによれば、中国産の毛皮は、飼料や栄養不足などの問題により質が低下している。そのため、中国国内の毛皮ディーラが外国産を求めるようになった。昨年だけでも1億2600万ドル(約120億円)のミンクが米国から輸入された。
動物愛護主義者にとっては毛皮の価格上昇も無視できないニュースだ。だが今のところ影響は見られない。「世界中が不況に喘いでいた09年でさえ黒字だった」。ある米国の毛皮商は言う。「中国市場は荒稼ぎのできる場所だ。どの業界かにかかわらず、中国市場に進出すれば悪い結果は出ない」。
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