2013年3月1日金曜日

■イケア、ウィンナーソーセージも販売停止—馬肉混入の疑いで


イケア、ウィンナーソーセージも販売停止—馬肉混入の疑いで
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2013年 2月 28日 10:55 JST  By ANNA MOLIN AND JENS HANSEGARD

 【ストックホルム】スウェーデンの家具大手イケアは27日、検査の結果「馬肉のDNAの兆候」があったとして、欧州5カ国で販売しているウィンナーソーセージを撤去すると発表した。

 同社広報担当者は「安全上の予防措置として、この供給業者(スウェーデンの食品会社Familjen Dafgard)が製造したすべての豚と牛のひき肉製品、ミートボールとウィンナーソーセージを撤去する」と述べた。ただし同担当者は、これはあくまで予防措置であり、馬肉が混入したソーセージが見つかったわけではない」と述べた。

 撤去されるのはフランス、英国、スペイン、アイルランド、ポルトガルの欧州5カ国の店舗で販売されているウィンナーソーセージという。

 同広報担当者は「その他の諸国で販売しているウィンナーソーセージは別の供給業者から納入されている」と語った。

 イケアが欧州で販売しているミートボールの主要な納入業者であるFamiljen Dafgardは27日、広範囲な検査の結果、冷凍ミートボール4袋から馬肉の痕跡が発見されたと発表した。同社はこれまで、過去3週間に製造された320件の検査では馬肉の痕跡は一切なかったと述べていた。

 チェコ共和国の食品規制当局は先週、イケアの販売しているミートボール製品1袋に馬肉が混入していた痕跡があると連絡。欧州で騒がれている馬肉混入スキャンダルに世界最大の家具販売大手で食品も扱っているイケアも巻き込まれた。

 Familjen Dafgardは、チェコ当局が検査した1袋に馬肉の痕跡があったのを確認するとともに、さらに独自の調査で3袋のミートボール製品で馬肉が発見されたこと認めた。問題となった製品は販売を差し止めた。

 Familjen Dafgardは「われわれは現在、検査を続行して馬肉の供給源を特定し、流通チェーンのどこに問題があったのか見極めることに注力している」と述べた。

 スウェーデン食品庁の検査官レナルト・ニルソン氏は、製品には1%から10%程度の馬肉が混入していたとの情報をFamiljen Dafgardから得たと述べた。一般的に、1%を超える混入率だと、処理プロセスで馬肉がたまたま混入したのではなく、牛肉や豚肉に馬肉を混ぜ合わせたことが疑われると述べた。




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