2013年4月10日水曜日

■魚が大量死も水質異常なし…じゃあ飲んでみろ!=中国版ツイッター


魚が大量死も水質異常なし…じゃあ飲んでみろ!=中国版ツイッター
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0408&f=national_0408_014.shtml
2013/04/08(月) 10:32

 中国の週刊誌「南方人物週刊」が、中国版ツイッター・微博で、上海の河川で大量の魚が死んだ問題について、環衛局の検査結果を伝えたところ、中国の微博ユーザーたちが多くのコメントとともに次々にリツイートした。

 報道によれば、上海市松江区の河川でこのほど数千匹もの魚が次々に死んで浮かび上がった。付近の住民によれば、3月の終わりころから魚の死骸が水面に浮き始め、4月以降は魚の死骸がどんどん増えている状況だという。5日に現地の環境衛生管理局が水質検査を行い、同局長は「河川の水質は今のところ安全な範囲内である」と発表した。

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 環衛局の発表に対して、「ハハハ! また正常な範囲内だってよ」、「わが国の安全基準がどれだけ低いかよく分かるな!」、「毎回水質に問題がないって言うけど、どんだけ基準が低いんだよ」など、安全基準に対して懐疑的なコメントが多く寄せられた。

 また、「魚が死んでも安全かよ。まずは局長から川の水を飲んでみろよ」、「局長、まずは川の水を1杯飲んでみてください」、「局長を川で泳がせようぜ!」など、安全だと発表した環境衛生管理局の局長自身に安全性を証明してほしいとの要望も多く寄せられた。

 ほかにも「安全、安全! ブタが数万匹死んでも安全なんだ。数千匹の魚が死んだってどうってことない」、「水質は安全でなくてはダメなの。死体が浮いてきても絶対に安全なの」、「われわれの基準は、どんな水質になったとしても基準の範囲内なのです」など、皮肉を込めた意見も多かった。

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 水質汚染による河川の異常が発生しながらも、環境衛生管理局が「異常はない」と発表するケースが中国各地で多発している。2013年1月、広東省広州市を流れる烏涌河で大量の魚が死んで浮かび上がった。周辺地域の住民は、黄色や黒い色の水が流れていたなどと話したが、関係者は「環境監察隊と環境観測ステーションの職員が現場を訪れたが異常はなかった」と説明した。

 また、河南省・焦作孟州市では2010年、同地区を流れる黄河支流の一部で水の色が赤褐色に濁り、刺激臭いが立ち込めていたにもかかわらず、現地環境局は「問題はない」と主張した。



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