2013年4月8日月曜日

■【米国ブログ】日本がレアアースを発見「中国の独占阻止に効果」


【米国ブログ】日本がレアアースを発見「中国の独占阻止に効果」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0405&f=national_0405_011.shtml
2013/04/05(金) 10:39

 科学技術に関する情報を発信する米国のサイト「thenationalhub」では、日本の海域でレアアースが発見されたことについて記している。

 筆者は、日本の南鳥島付近の海底で大量のレアアースが発見されたというニュースを知り、「技術分野と消費者にとって利益がある良い知らせ」と語った。同時に中国側には期待はずれだったことは疑う余地もないと述べた。

 中国は稀少資源であるレアアースのシェアをほぼ独占してきた。レアアースはテレビから飛行機まで、大部分の最新の電子機器に必要とされるが、「残念ながら世界中に分散されているわけではない」と述べた。

 中国では、たまたまレアアースの資源が多く見つかったことから、世界のシェアを独占することに成功した。そして中国側はレアアースの価格を引き上げるため、米国やEU、日本に圧力をかけてきたと語る。

 日本でのレアアースの発見で、「幸いにも、世界のレアアース供給が容易になる兆しがみえ始めた」と期待している。現在日本はレアアースを採掘する費用について模索しており、採掘が実現するに数年かかるだろうと指摘した。

 しかし、「日本が中国の脅威となってけん制するには、十分効果がある」という。うまくいけば、中国の市場のリードがここ数年で縮小するかもしれないと考えているようだ。「1つの国が最大のシェアを持つことは怖いので、日本の発見はとても重要だ」と語った。

 中国は世界のレアアース産出量の90%以上を独占していた。このため2010年9月に起こった尖閣諸島中国漁船衝突事件以降、中国政府がレアアースの対日禁輸措置を行った経緯から、レアアースの中国依存に対して危機感が高まっていた。2012年6月に、南鳥島付近の海底でレアアースが発見されたことは、世界でも大きく注目されているようだ。



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