■【台湾ブログ】日本に旅行する時、ＪＲのお得なパスを購入しよう！

【台湾ブログ】日本に旅行する時、ＪＲのお得なパスを購入しよう！
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0407&f=national_0407_014.shtml
2013/04/07(日) 10:32

　個人で日本の旅を楽しんでいるという台湾の男性が、日本滞在時の交通手段についてブログに掲載。「交通費がとにかく高いので、効率的に行動しよう」というテーマでアドバイスを書き込んだ。

　自分の体験をブログにつづっている佛之愚子（ハンドルネーム）さんは、「2012年以降、台湾から日本行きの安い航空券がどんどん販売されるようになった」と現状を述べた。そして「インターネット上にはたくさんの情報があり、日本に着いてからの移動方法はレンタカーに国内線飛行機など、人それぞれ。1カ所滞在型で移動不要の人もいる」としつつも、「5日以上滞在日数があり、100キロ以上移動して複数の都市で遊びたいなら、ＪＲのジャパンレールパスを薦めたい！」と強調。「なぜなら日本では交通費が本当に高い。バスや地下鉄だって、台北の3倍から4倍以上」と、台湾人の感覚ではありえない金額であることを伝えている。

　ジャパンレールパスは観光目的で日本を訪れる外国人が購入できる、お得なＪＲ乗車券。滞在日程に合わせて7日・14日・21日間用と3種類あり、出発前に自国で購入してから日本に向かうことになる。佛之愚子さんは今年発売されたばかりの、関西中心の「ＪＲウェストレールパス（関西ワイドエリアパス）」についても触れ、「例えば米原から岡山までという、約400キロの距離を移動するとしよう。台湾の面積の約2倍にもなるこの大きなエリアで、新幹線に4日乗り放題で、たったの7000円！　台湾の北・台北から南・高雄までの往復よりも安く行ける。外国人しか使えないパスは、とてもお得で貴重な乗車券だと思う。関西方面は実は観光できる場所が多い。京都や奈良以外にもベスト10に入る有名温泉があり、白浜・城崎・有馬・比叡山・高野山など、日本文化をたっぷり堪能できる地域があるのだ。ＪＲのパスを使えば、絶対満足する！」と自信満々でつづった。

　関西以外、四国や北九州地域のＪＲパスがあると知っている佛之愚子さんだが、「関西以外は積極的に薦めない」とのこと。「地域限定より全国で使えるフリーパスを買った方が良さそうだ。そしてＪＲは毎年異なったキャンペーンをやっているので、要チェック！」とブログの読者に教えた。続けて「日本であなどってはいけないのは、地方でのバス費用。駅からバスに乗って観光地まで行くのに、数千円かかるケースもあるほど。それほど遠くない場所であれば、駅から徒歩でも行ける。例を挙げると姫路城・彦根城・神戸港・嵐山・鎌倉などだ。大阪と東京はＪＲ巡回バスもあるので、じっくり調べて利用してほしい」とも述べている。ＪＲのジャパンレールパスはバスの利用もできるので、「青森から十和田奥入瀬まで走るバスルートもお薦めしたい。7000円位かかるルートだが、利用可能範囲に入っているので価値がある！」とつづった。

　佛之愚子さんは「日本の交通は実に複雑」と言いつつも、2回目の来日で慣れてしまったとのこと。「初めての個人旅行の時、東京と大阪ではかなり迷い困り果てていた。でも次の旅で慣れてしまい、3回目は余裕で移動できた。僕でも慣れたのだから、みなさんも実体験すると良い。きっとすぐに日本の交通手段を乗りこなせると思う」と、台湾の人々を安心させるメッセージでブログを締めくくっている。

　それにしても、来日2回目で日本の交通手段に慣れたという佛之愚子さんは、行動的で旅慣れている人物のようだ。台湾もバスや鉄道が便利に利用でき、台北市内のＭＲＴ（地下鉄／一部新交通システム）は路線がどんどん増えているとはいえ、日本と比較するとまだまだシンプル。日本の移動が楽だということは、いろいろリサーチして実際に乗ってみることに楽しさを感じているのだろう。