2013年5月7日火曜日

■ダル奪三振ペースはRジョンソン並み。勝ちはつかずもエースの証明


ダル奪三振ペースはRジョンソン並み。勝ちはつかずもエースの証明
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0506&f=national_0506_005.shtml
2013/05/06(月) 08:52

 6日、メジャーリーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手は本拠地でのRソックス戦に登板した。ダルビッシュは7回127球で4安打14奪三振2被本塁打、自責点3で降板、勝ち負けはつかなかった。試合は9回ベルトレの好打でレンジャーズが4-3とサヨナラ勝ちを収めた。

 殊勲のベルトレが戻ってくると歓喜の輪の中にダルビッシュも笑顔で加わった。勝ち負けはつかなかったものの7回3失点としっかりとゲームを作ったダルビッシュ。しかも圧巻の14奪三振。これで通算45回2/3を投げ72奪三振は1イニング1.5以上のハイペース。これは2001年Rジョンソンが記録した372奪三振(249回2/3)とほぼ同じ驚異の奪三振率を続けている。

 ア・リーグ東西地区首位同士の対戦はここまでレンジャーズの2連勝。意地を見せたいRソックスは1回にオルティーズの2ランで2点、また続く2回にもロスのソロ。現在唯一の不安点とも思えるダルビッシュの立ち上がりで3点を奪った。一方、レンジャーズもここまで4勝をあげているレスターから3回モアランドのソロで1点を返し、6回にクルーズの2ランで同点とする。緊迫した展開のまま、最終回ワシントン監督はマウンドにクローザーのネイサンを送り勝負をかけた。ネイサンがきっちり9回表を抑えると、その裏、2死からアンドラスが安打で出塁、続くバークマン四球で1、2塁の場面を迎えると、ベルトレがセカンド頭を越す技ありの安打を放ち、レンジャーズがサヨナラ勝ちを収めた。

 ダルビッシュは3回からはRソックスを零封。やや力みが見られカウントを悪くする場面もあったが要所は完全に抑え、特に6回はクリーンアップに対して3Kの圧巻の投球。3番ペドロイアを縦に落ちるスライダーで空振りの三振に切って取ると、現在絶好調の4割打者オルティーズに対しては95マイルの速球に64マイルのカーブも織り交ぜ、最後は外のツーシームで空振りの三振。続く5番ナポリはフルカウントからカットボールで見逃しの三振と、タイミングを完全に外し的を絞らせない素晴らしい投球だった。

 前日2ランを浴びたRソックス上原もダルビッシュがマウンドを降りた後の7回裏に登板。不運な安打と犠打、盗塁でランナーを三塁まで進められるがベルトレを投ゴロに切って取る。また昨日3Kを奪った田沢も1球でクルーズを抑え、セットアッパーとしての役目をきっちりと果たした。チームは敗れたものの緊迫した展開をしっかりと支えている。

 レンジャーズはこれで3連勝、20勝11敗となりア・リーグ西地区のトップを快走。好調なチームにあってダルビッシュは記録もその内容もエースと呼ぶにふさわしい投球を続けている。次回の登板も目が離せない。



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