2013年5月21日火曜日

■日韓の経済成長率、15年ぶりに逆転か…韓国は長期不況の恐れ


日韓の経済成長率、15年ぶりに逆転か…韓国は長期不況の恐れ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0520&f=national_0520_026.shtml
2013/05/20(月) 11:56

 複数の韓国メディアは19日、日本と韓国の経済成長率が、アジア通貨危機以来15年ぶりに逆転する可能性があると伝えた。内需低迷、生産人口の減少、投資の萎縮などの要因が次々と加わっており、韓国が日本の「失われた10年」のような長期不況に陥るのではないかと懸念する声が上がっている。

 報道によると、韓国銀行(中央銀行)は2013年の韓国の経済成長率を2.6%、日本銀行(日銀)は日本の経済成長率を2.9%との見通しを示した。両中央銀行の目標値が実現された場合、韓国はアジア通貨危機が起きた1998年(韓国マイナス5.7%、日本マイナス2.0%)以来、初めて日本に逆転されることになる。

 韓国の経済成長率はアジア通貨危機後、常に日本を上回ってきた。09年は0.3%に落ち込んだが、2010年は6.3%までV字回復を果たした。しかし11年は3.7%に低下し、12年は2.0%まで落ち込むなど潜在成長率(3.6-3.8%)を連続して下回った。一方で日本は2年連続で潜在成長率(0.8%)を上回り、今年は韓国を上回るのではないかと予想されている。

 内需と企業の景気、株価指数など多くの経済指標も日韓で差がつき始めている。

 実質個人消費支出増加率をみると、韓国は12年第2四半期(4-6月)は1.1%、第3四半期はマイナス0.7%、第4四半期はマイナス0.3%と下落したが、日本は12年9月のマイナス0.9%から12月にはマイナス0.7%、今年3月には5.2%へと急上昇している。

 韓国の総合株価指数(KOSPI)は11年5月17日の2102.41から今月16日は1986.81を記録し、2年間で5.5%落ち込んだ。しかし同期間、日経平均株価は9567.02から1万5043.59へと57.2%上昇した。

 韓国メディアは、消費と投資の冷え込みによる構造的な内需の低迷を克服しない限り、「韓国型の長期不況」は避けられないとする専門家の意見を伝えた。



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