仁川空港、書店消滅の危機 客足減り業者撤退、スマホ普及も一因
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2012/04/19 10:00 朝鮮日報
7年連続で世界最高の空港に選ばれた仁川国際空港が書店を運営する業者を探している。
仁川空港内の書店は、多くの乗客が立ち寄るため、ある程度の収益が保証された存在だった。しかし、11年間にわたり、書店を運営してきた業者は最近、赤字を理由に営業を取りやめた。このため、世界最高の空港から書店が消えるのではないかとの懸念がにわかに高まっている。
仁川空港内に書店8カ所を出店していたGS文庫は今月2日、不渡りを出した。GS文庫は財閥のGSグループとは無関係で、2001年に仁川空港が開港した当初から書店を運営してきた。しかし、昨年から売上高が激減し、ソウル市内に出店した書店も経営難に陥り、空港内での営業取りやめを表明した。
仁川空港の利用者は年々急速に増加している。立地条件から見れば、書店の売り上げも伸びて当然だった。しかし、昨年は利用客数が過去最高を記録したにもかかわらず、書店の売上高は逆に減少した。出発旅客が1670万人だった2010年の売上高は116億ウォン(約8億3000万円)だったが、昨年は出発旅客が1740万人に増えたのにもかかわらず、売上高は前年比21%減の91億ウォン(約6億5000万円)にとどまった。
原因としては、オンライン書店の台頭に加え、スマートフォンやタブレット型パソコンの普及に伴い、乗客は書店で本を購入せず、電子ブックを利用するケースが増えたことが挙げられる。仁川空港の関係者は「以前は本を購入して出国しようという旅客が多く、列ができるほどだったが、昨年からは書店を訪れる乗客が目に見えて減った」と話した。
仁川空港は、次の事業者が決まるまで、GS文庫が営業を継続できるよう支援を行っているため、現時点で書店は平常通り営業している。しかし、事業者がすぐに見つかるかどうかは疑問だ。
出版業界関係者は「オフラインの書店が続々と倒産する中、仁川空港に出店しようという書店があるかどうかは疑問だ」と語った。書店最大手、教保文庫の関係者も「仁川空港は魅力的な場所だが、現時点で出店計画はない」と説明した。仁川空港は近く、事業者選定に向けた入札公告を行う予定だ。
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