一戸建てに強み、日本の住宅業界が韓国進出
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/19/2012041901356.html
2012/04/19 13:03 朝鮮日報
「マンションでは韓国の建設会社の技術が世界最高レベルだが、一戸建てでは日本の建設会社がリードしている。最近韓国では一戸建ての需要が増えており、市場性も十分だ」
京畿道の板橋ニュータウンで、一戸建て住宅の品質・工程管理を担当している住友林業の大日向和彦さんはそう語った。
住友林業は2006年に韓国の建材メーカー、東和ホールディングスと合弁で東和SFCハウジングを設立し、「ネーチャーハウス」というブランドで一戸建て住宅事業に参入した。住友林業が板橋ニュータウンに建てた一戸建ては30戸ほどだ。同社のほか、韓国には現在、ミサワホーム、セキスイハイム、谷川建設などが進出し、首都圏だけでなく、地方都市でも一戸建て住宅事業を本格化させている。
「建設ではなく製造業」
木造注文住宅で有名なミサワホームは、社名と「エコ」の頭文字にちなみ、「ミコハウス」という販売会社を設立し、昨年から韓国で一戸建て住宅事業を開始した。同社は昨年、京畿道竜仁市東柏地区に一戸建て住宅のモデルハウスを建て、現在は京畿道安城市、江原道高城郡などで一戸建て住宅を建設している。
日本の建設会社は、消費者が示したデザインを基に設計を行い、工場で住宅の壁、床、ドアなどあらゆる建材を生産。それを韓国に持ち込み、韓国では組み立てだけを行う。設計から施工まで3-4カ月、組み立て作業自体は1-2日で終了する。
ミコハウスのチョン・ヘヨン代表は「韓国では一戸建て住宅が『建設』に属するが、日本の建設会社は『製造業』という概念が強い。工場で全ての材料を作り、現地で組み立てる方式により、工事費用の削減、建築期間の短縮を図ったのが、日本の建設会社のノウハウだ」と説明した。
省エネ住宅専門のセキスイハイムは、昨年下半期から竜仁市東柏地区にモデルハウスを設け、事業に参入した。現在はソウル市の江南地区で200世帯規模の一戸建て住宅団地事業を進めている。同社も工場で規格化された建材を生産し、現地で組み立てを行う「鉄骨モジュール工法」を採用している。
木造住宅専門で九州地方が地盤の谷川建設は、板橋ニュータウンに韓国法人「谷川コリア」を設立し、昨年10月にモデルハウスを開設。これまでに3件ほどの受注があった。
首都圏の一戸建て住宅、5000万円以上
日本の建設会社が韓国に相次いで進出するのは、韓国と日本の住宅市場が抱える事情が背景にある。ソウルでは1980年にマンションの住宅全体に占める割合が19%にすぎなかったが、財テクの手段として、マンションが注目を浴びた結果、現在は60%を占めるに至った。しかし、最近はマンションの収益性が低下し、逆に一戸建て住宅の需要が増えている。一方、日本では一戸建て住宅が大半だが、住宅市場が長期不況となり、新たな市場の開拓を迫られている。
日本の建設会社による韓国進出は、現時点では高級住宅市場に限られている。一戸建て住宅の工事費用は、マンションの2-2.5倍の1坪(3.3平方メートル)当たり700万-800万ウォン(約50万-57万円)だ。首都圏のニュータウンに建築面積50坪(165平方メートル)の一戸建てを建てるためには、土地価格を合わせ、7億-10億ウォン(約5000万-7150万円)が必要となる。
サムスン経済研究所のパク・チェリョン首席研究員は「一戸建て住宅が人気を集めているが、工事費用が高く、管理費用もかさむ。当面は高級住宅中心に市場が形成される見通しだ」と分析した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/19/2012041901356.html
2012/04/19 13:03 朝鮮日報
「マンションでは韓国の建設会社の技術が世界最高レベルだが、一戸建てでは日本の建設会社がリードしている。最近韓国では一戸建ての需要が増えており、市場性も十分だ」
京畿道の板橋ニュータウンで、一戸建て住宅の品質・工程管理を担当している住友林業の大日向和彦さんはそう語った。
住友林業は2006年に韓国の建材メーカー、東和ホールディングスと合弁で東和SFCハウジングを設立し、「ネーチャーハウス」というブランドで一戸建て住宅事業に参入した。住友林業が板橋ニュータウンに建てた一戸建ては30戸ほどだ。同社のほか、韓国には現在、ミサワホーム、セキスイハイム、谷川建設などが進出し、首都圏だけでなく、地方都市でも一戸建て住宅事業を本格化させている。
「建設ではなく製造業」
木造注文住宅で有名なミサワホームは、社名と「エコ」の頭文字にちなみ、「ミコハウス」という販売会社を設立し、昨年から韓国で一戸建て住宅事業を開始した。同社は昨年、京畿道竜仁市東柏地区に一戸建て住宅のモデルハウスを建て、現在は京畿道安城市、江原道高城郡などで一戸建て住宅を建設している。
日本の建設会社は、消費者が示したデザインを基に設計を行い、工場で住宅の壁、床、ドアなどあらゆる建材を生産。それを韓国に持ち込み、韓国では組み立てだけを行う。設計から施工まで3-4カ月、組み立て作業自体は1-2日で終了する。
ミコハウスのチョン・ヘヨン代表は「韓国では一戸建て住宅が『建設』に属するが、日本の建設会社は『製造業』という概念が強い。工場で全ての材料を作り、現地で組み立てる方式により、工事費用の削減、建築期間の短縮を図ったのが、日本の建設会社のノウハウだ」と説明した。
省エネ住宅専門のセキスイハイムは、昨年下半期から竜仁市東柏地区にモデルハウスを設け、事業に参入した。現在はソウル市の江南地区で200世帯規模の一戸建て住宅団地事業を進めている。同社も工場で規格化された建材を生産し、現地で組み立てを行う「鉄骨モジュール工法」を採用している。
木造住宅専門で九州地方が地盤の谷川建設は、板橋ニュータウンに韓国法人「谷川コリア」を設立し、昨年10月にモデルハウスを開設。これまでに3件ほどの受注があった。
首都圏の一戸建て住宅、5000万円以上
日本の建設会社が韓国に相次いで進出するのは、韓国と日本の住宅市場が抱える事情が背景にある。ソウルでは1980年にマンションの住宅全体に占める割合が19%にすぎなかったが、財テクの手段として、マンションが注目を浴びた結果、現在は60%を占めるに至った。しかし、最近はマンションの収益性が低下し、逆に一戸建て住宅の需要が増えている。一方、日本では一戸建て住宅が大半だが、住宅市場が長期不況となり、新たな市場の開拓を迫られている。
日本の建設会社による韓国進出は、現時点では高級住宅市場に限られている。一戸建て住宅の工事費用は、マンションの2-2.5倍の1坪(3.3平方メートル)当たり700万-800万ウォン(約50万-57万円)だ。首都圏のニュータウンに建築面積50坪(165平方メートル)の一戸建てを建てるためには、土地価格を合わせ、7億-10億ウォン(約5000万-7150万円)が必要となる。
サムスン経済研究所のパク・チェリョン首席研究員は「一戸建て住宅が人気を集めているが、工事費用が高く、管理費用もかさむ。当面は高級住宅中心に市場が形成される見通しだ」と分析した。
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